何とか、新しいサーバへの移行が完了しました。
が、大過なく、というわけでもありませんでした。
まず、準備のため、夕方6時ごろ、新しいサーバに火を入れました。
が、そこで事故の一発目。
メモリチェックが始まったのですが、384MB搭載しているメモリの、およそ200MB
あたりで止まってしまった。しばらく待っても動かないので、電源をOFF/ONして
みたら、次の起動時はきちんとOKになりました。
なんとなく幸先の悪さを感じさせるスタート。
今まで、構築中には一度もこんなことはなかったんだけどなぁ。
続いて、夕食後、現在運用中の予備サーバから各種ログのコピー。
これはメインマシンからネットワークドライブで実施。順調です。
いよいよ、サーバの切替を行おうとして、次の事故が起きました。
メインマシンからVNCで遠隔でサーバソフトの停止や起動を行っていたのですが、
突然、いうことを聞かなくなりました。
マシンそのものが落ちたわけではありません。
その証拠に、ネットワークドライブ経由でのデータのアクセスは全く問題なし。
サーバ室に駆け上がって、直接サーバマシンを操作してみると、マウスカーソル
は動くものの、その他がかなり不調。タスクマネージャからシャットダウン操作
することもできず、電源OFF/ON実施。
今度の起動時は、メモリチェックでは問題なかったけど、そのかわりに、BIOSで
プライマリスレーブのHDDが認識されない。その他はOK。
今まで、構築中には一度もこんなことはなかったんだけどなぁ。
OSが立ち上がってからCHKDSKかけたら問題はないようだけど、不安だったので、
さらに再起動実施。今回は電源OFF/ONではなくソフトウェアリブートだったので
メモリチェックは省略。BIOSでのHDDの認識の方は行われ、今度は全て正常。
ここで自宅ゲートウェイの設定を書き換えて、切替完了。
携帯電話から正常にアクセスできることを確認して問題なし。
ということで、停止時間は23:55ごろから01:25ごろまでの約1時間半。
今度のサーバマシンは、いくつか不安を抱えています。
最大の問題は、使い込んでいないというか、エージングが十分にされていないと
いうこと。ん、正確ではないな。私の手元に来るまでに相当使い込まれてはいる
のですが、私自身が使い込んでいない、ということですね。なので、各種の特性
が把握できていません。
例えば、夏の暑さで熱暴走するような事もあるかもしれません。
電源FANの風量はかなりあるようですけどね。
あと、上に書いたように、メモリやHDDに爆弾を抱えているのかもしれません。
記念に、HDBENCHの結果を貼っておきましょう。
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor AMD K6-2 337.50MHz[AuthenticAMD family 5 model 8 step C]
Cache L1_D:[32K] L1_I:[32K]
Name String AMD-K6(tm) 3D processor
VideoCard Cirrus Logic 546x
Resolution 1024x768 (16Bit color)
Memory 392,628 KByte
OS Windows NT 4.0 (Build: 1381) Service Pack 6
Date 2012/07/01 02:01
IDE CD-ROM (ATAPI 1.2)/Dual-channel PCI IDE Controller
QUANTUM TRB850A A04.
QUANTUM TRB850A A04.
IDE CD-ROM (ATAPI 1.2)/Dual-channel PCI IDE Controller
ST9144A 04.0
IBM-DBOA-2540 C1B8
Adaptec AHA-154X Plug and Play SCSI Host Adapter
ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
4737 18737 11550 11868 3582 11051 9
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
6565 4749 2298 14 2785 2816 1771 1092 C:\10MB
ついでに、今まで1ヵ月半にわたって動いてくれていた予備サーバのHDBENCH。
アクセラレータも搭載し、HDDも載せ変えてあるけど、元は文太さんからもらった
FMVです。
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor AMD K6-2 397.89MHz[AuthenticAMD family 5 model 8 step C]
Cache L1_D:[32K] L1_I:[32K]
Name String AMD-K6(tm) 3D processor
VideoCard ATI Rage/Rage II PCI (ati_m64)
Resolution 1024x768 (16Bit color)
Memory 130,100 KByte
OS Windows 98 4.10 (Build: 1998)
Date 2012/06/10 14:04
SCSI = Adaptec AHA-2940AU PCI SCSI Controller
HDC = Intel 82371SB PCI Bus Master IDE Controller
HDC = プライマリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)
HDC[?]=セカンダリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)
A = GENERIC NEC FLOPPY DISK
C = GENERIC IDE DISK TYPE02
ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
5674 19151 12216 5316 3937 6126 4
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
5536 8572 1675 11 6641 6232 2740 2649 C:\100MB
こうしてみると、メモリだけはSIMMとDIMMの違いもあって新サーバの方が圧倒的
に速いけど、他はCPUの速度差もあって、それほど速くない。どころか、HDDに至
っては、かなり遅い。
ちなみに、HDDの構成は以下の通り。
プライマリ
マスター:810MB(3.5インチ)Quantum
スレーブ:810MB(3.5インチ)Quantum
セカンダリ
マスター:120MB(2.5インチ)Seagate
スレーブ:500MB(2.5インチ)IBM
プライマリのマスタとスレーブは、同じモデルのロット違いです。
ただ、マスターは、もう何年もサーバの起動ドライブとして働いてきているので、
延べ稼働時間はかなり違うはず。
でも、怪しい挙動をしているのはスレーブ側なんだよなぁ。
以下、HDDごとのベンチ成績。
Read Write RRead RWrite
2785 2816 1771 1092 プライマリマスター FAT
3113 3102 1802 901 プライマリスレーブ NTFS
185 159 179 79 セカンダリマスター NTFS
2816 1298 1501 604 セカンダリスレーブ NTFS
遅い、遅いよ、プライマリマスター。やっぱ劣化してるじゃん。
とてもフォーマット形式のせいだけとは思えない。
さらにHDDの中を整理していたら、先日壊れたサーバの、アクセラレータ搭載直後
の今年1月のベンチ結果が出てきました。その結果が以下の通り。
Read Write RRead RWrite
3234 3165 1943 1243 現プライマリマスター FAT
190 166 190 80 現セカンダリマスター NTFS
1930 1291 1379 568 現セカンダリスレーブ NTFS
うわ、半年ほどの間で、かなり劣化しているんじゃない?
セカンダリスレーブの500MBのHDDだけはあまり問題ないようだけど。
とりあえず、データのバックアップだけはしっかりとることにしましょう。
某クラウド屋のように、バックアップごと消してしまうような事故を起こすかも
しれないけど。
余談。
予備サーバが落ちまくっていた原因の一つが判明しました。
#1169で言及している負荷低減対策を行っていなかったのです。
すっかり忘れていました。
Win9x系でこのサーバソフトを使う場合は、どうもこの対策が必須のようです。
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