珍しくまじめなことを考えています。
あぁ、知恵熱が出そう。
#単にインフルエンザだったりして
消費税増税だの何だのとかしましいご時勢ですが、いくら歳出を削減してもゼロ
にはできません。天然資源の産出などで潤っている一部の国を覗けば、何らかの
形で収税を行わなければならないわけですが、ベストミックスというか、一定額
の税収を得るのに、どのような税目の組み合わせがよいのかということは考えて
もいいかもしれません。
ただ、税率を2倍にすれば税収も2倍になるかというとそんなこともありません。
グラフの横軸に税率、縦軸に税収をとったとき、描かれる曲線は釣鐘型か、また
は正規曲線型か、とにかくどこかにピークのあるグラフとなります。直感的にわ
かりますよね。ある程度以上に税率が上がれば、みんな脱税してしまうわけです。
こんなことにも、一応、何とかの法則とか何とか曲線とかって名前がついていた
はずです。
このとき、ピークとなる税率は国民性や経済情勢によって異なってくるはずです。
現在のギリシアでは脱税が多いとか言っていますが、もしかしたら税率はピーク
の右側に来ているのかもしれません。
かつて、アメリカ合衆国大統領のロナルド・レーガンは、当時の米国がピークの
右側にあると考えて現在を行い、実際に結果として税収増になったらしいのです
が、なんとなく減税による景気回復によって税収増になっただけのような気もし
てしかたありません。この辺、どこまでが減税効果による税収増なのか経済学者
による試算結果ってあるのかな。
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