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▼ 確保された4冊の本 - としき@家主 2013/12/10 13:24 No.2351
タイトル確保された4冊の本
記事No2351
投稿日: 2013/12/10(Tue) 13:24
投稿者としき@家主
参照先http://www1.hinocatv.ne.jp/toshiki/
しばらく前のことです。所要で実家に顔を出してきました。
玄関ホールに、1ダース弱の本が詰まれていました。
聞けば、母が、読もうと思ったけど読まないから処分しようとしているものだとか。
そこで、そのうちから4冊、気になったものをもらってきました。
以下のものです。

・遠藤周作著
 孤狸庵雑記帳
 毎日新聞社
 昭和47年3月(初版)
・遠藤周作著
 ぐうたら人間学
 講談社
 昭和48年3月
・大内兵衛著
 經濟學
 岩波全書
 1960年
・K川純一著
 社会学概説
 時潮社
 昭和35年5月

昭和35年ごろの2冊の本には、今は亡きうちの父の蔵書票が貼ってあります。
母が処分しようとしていたその他の本にも、蔵書票こそありませんが、電電公社
の職員だった父が入手したのでしょう、民営化直前の電電公社を取り上げた本が
何冊かありましたが、さすがにそれは不要です。
遠藤周作の本は、父と母のどちらが入手したのか、今となっては不明との事。
厚さとしては4冊全部積み重ねると10センチほど、そのうえハードカバーあり
箱入り書籍ありと、実体としてのページ数はそれほど多くないはずですが、全部
読み終わるまでは何年くらいかかるかなぁ。


余談。
昭和11年生まれのうちの父親はものすごく頭の良い人ですが、大学には行って
いません。小学生のときに両親の実家の甲府に学童疎開して、そのまま居ついて
しまったのですが、優等生として市長表彰されたことが2回あるそうな。対象者
は毎年多数いたと思いますがね。経済的事情から中学卒業後、当時の電気通信省
に入省し苦学生として夜間高校卒業。大学に行かなかったことを周囲が惜しんだ
というくらいの逸材。
というのがどこまで本当かはわかりませんがね。甲府市の市長表彰の銘入りの硯
が1個、実家に残っていましたので、少なくとも1回は表彰されたことは間違い
ありません。それに、私が中学生のとき、実は父が大卒ではなかったと知って、
ものすごい衝撃を受けたことは覚えています。なぜというに、いろいろな会話や
読んでいる書物などから、少なくとも中学生の考えた(テレビや新聞などの情報
から形作られた)高卒者のイメージからはかけ離れた知的水準を持っているよう
に思えたからです。
いろいろな意味で、私には絶対に追い越せない人です。