名前やタイトルの部分は気にしないでください。
現在、いろいろと実験している最中なもので。
さて、先日、実家の弟から、プリンタが壊れたと連絡がありました。
どのように壊れたかはこの時点では不明。ただ、年賀状の季節ですからねぇ。
実家で使っていたプリンタはCanonのPIXUS iP90。古いプリンタです。
弟が自分で買ったもののはず。
ところが、私が使っているのも、全く同じ機種。
私のほうは、かつて、母のいとこが亡くなったときに遺品として貰ってきたもの。
ただ、私のところのものは、もう3年ほど前からインクが固まっていて、ろくに
印刷できなくなっていたのです。
そこで、もしかしたら実家で使っていたほうのプリンタからインクを取り出して
自宅のプリンタに入れれば使えるかもしれないと、実家からプリンタを回収して
きました。電源アダプタ等は自宅に同じものがあるのでそのまま残置。
自宅に持ってきて、まずは故障状況を確認しようと、電源投入。
すると、ガリガリと機械的なものすごい音を立ててくださる。こりゃダメだ。
もとから自宅にあったほうのプリンタはどうかと思い、こちらに電源ケーブルを
つないで電源を投入すると、ありゃ、こちらも同じ状況。
う〜ん、最後に電源を入れたのは2年位前だったかなぁ。
こりゃ、経年劣化で同じところがいかれたっぽい。
同じところが壊れたのであれば、ニコイチもできないだろうし。
さて、同じようなところが壊れるというのであれば、類似事例は多数あるだろう
と思い、Google先生にお伺いを立てる。すると、あるわあるわ、いっぱいある。
なんでも、白いプラスチックの歯車が割れてしまうのだとか。
こんなに多数発生しているなんて、絶対に部品の選定ミスだと思う。
でも、耐用年数以上は十分持つだけの一番安い部品を選定したと考えると、これ
はこれでありなのかも。
修理方法としては、歯車の交換がスジ。
でも、そんなに機構部をばらしたくはない。ばらすのも面倒だし、組み立てまで
考えると、絶対に根性が続きそうにない。スキルも足りないだろうし。
ネットの修理事例で多いのは、細い金属線などで補強する方式。中心から12時
の方向に割れている割れ目の両側、11時と1時の方角に当たる部分に微細な穴
を開け、細い金属線とか針金を穴に通して縛るような感じにする。そして割れ目
自体に瞬間接着剤を流し込む。
ただ、この方式の場合、うまくしないと他の歯車と干渉してしまう。干渉防止の
ためには、穴同士の間に細い溝を彫って、その間に針金が埋まるようにしないと
いけないのだけど、これも面倒。
ということで、私がやったのは、単に瞬間接着剤を割れ目に流し込んだだけ。
あと、割れ目の部分で歯車の間隔が微妙に狂ってしまって円滑に回転しないので、
そこのところをやすりで削って間隔調整。
これで無事に回復。テストプリントもきれいなものです。
とりあえず、実家のものでうまくいったので、近日中に自宅のものも修理しよう
と思っています。
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