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▼ 空き缶細工 - としき@家主 2018/12/18 23:44 No.3220
  ┣ポケットロケットストーブ - としき@家主 2019/01/07 12:26 No.3227
  ┣Re: 空き缶細工 - としき@家主 2019/02/05 01:32 No.3235
  ┃┗Re^2: ウッドガスストーブ - としき@家主 2019/02/24 12:50 No.3254
  ┃ ┣Re^3: ウッドガスストーブ - としき@家主 2019/02/28 01:05 No.3258
  ┃ ┃┗Re^4: ウッドガスストーブ - としき@家主 2019/05/10 18:01 No.3298
  ┃ ┃ ┗Re^5: ウッドガスストーブ - としき@家主 2019/07/20 15:32 No.3380
  ┃ ┃  ┗Re^6: ウッドガスストーブ - としき@家主 2019/12/03 13:11 No.3427
  ┃ ┣Re^3: ウッドガスストーブ - としき@家主 2019/03/08 13:23 No.3265
  ┃ ┗Re^3: ウッドガスストーブ - としき@家主 2019/06/16 23:05 No.3341
  ┃  ┣Re^4: ウッドガスストーブ - としき@家主 2019/07/01 17:12 No.3353
  ┃  ┗Re^4: ウッドガスストーブ - としき@家主 2020/01/10 18:08 No.3448
  ┃   ┗Re^5: ウッドガスストーブ - としき@家主 2020/02/26 23:56 No.3462
  ┃    ┣Re^6: ウッドガスストーブ - としき@家主 2020/03/13 01:29 No.3467
  ┃    ┃┗Re^7: ウッドガスストーブ - としき@家主 2021/01/19 18:11 No.3607
  ┃    ┃ ┗Re^8: ウッドガスストーブ - としき@家主 2021/01/21 23:16 No.3608
  ┃    ┃  ┗Re^9: ウッドガスストーブ - としき@家主 2021/01/26 18:44 No.3609
  ┃    ┃   ┗Re^10: ウッドガスストーブ - としき@家主 2021/01/29 00:27 No.3610
  ┃    ┃    ┗Re^11: ウッドガスストーブ - としき@家主 2021/02/21 12:06 No.3621
  ┃    ┃     ┗Re^12: ウッドガスストーブ - としき@家主 2021/03/24 01:03 No.3630
  ┃    ┃      ┗Re^13: ウッドガスストーブ - としき@家主 2021/07/07 00:09 No.3668
  ┃    ┃       ┗Re^14: ウッドガスストーブ - としき@家主 2022/03/13 23:20 No.3756
  ┃    ┃        ┗Re^15: ウッドガスストーブ - としき@家主 2022/05/31 12:33 No.3793
  ┃    ┗Re^6: ウッドガスストーブ - としき@家主 2020/03/22 18:49 No.3472
  ┗油の染み込んだ紙の燃焼 - としき@家主 2019/04/18 02:00 No.3281
   ┗Re: 油の染み込んだ紙の燃焼 - 1B/note 2019/04/19 21:44 No.3282
    ┗Re^2: 油の染み込んだ紙の燃焼 - としき@家主 2019/04/22 01:35 No.3283
     ┗Re^3: 油の染み込んだ紙の燃焼 - 1B/note 2019/04/23 21:33 No.3286
      ┗Re^4: 油の染み込んだ紙の燃焼 - としき@家主 2019/04/24 02:05 No.3288
タイトル空き缶細工
記事No3220
投稿日: 2018/12/18(Tue) 23:44
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
クッキーとか煎餅の空き缶を入手しましたものでね。
またぞろ、火器でも作ってやろうかな、と。
いや、文字通り、火を焚くウツワですよ。
簡単には、クッキー缶の蓋を使って、以下のような感じ。

┌───┤ ├───┐
    │…│   
    │ │   
    │ │   
    │ │   
    │…│   
    └─┘

これをそのまま、植木鉢にでもかぶせれば、即、ウッドガスストーブが完成。
こんな感じになるかな。

┌───┤ ├───┐
 │  │…│  │
 │  │ │  │
 │  │ │  │
 │  │ │  │
 │  │…│  │
 │  └─┘  │
 └─── ───┘

底の鉢穴をふさがないように、下部は石か何かで支える必要はありますね。
効果的に燃焼するかどうかはわからないけど、簡単に作れそうなのはメリット。
そのうち、さくっと作ってみましょうかね。
 

タイトルポケットロケットストーブ
記事No3227
投稿日: 2019/01/07(Mon) 12:26
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3220
ポケットロケットストーブと称するものがあります。
ここでのポケットは、小さいということではなく、簡易型といったような意味の
ようです。実際、ドラム缶での作例もあるくらい。
名前のとおり、ロケットストーブのバリエーションだと主張しているわけですが、
ロケットストーブ原理主義者(いるのか?)は、こんなものはロケットストーブ
ではないというかもしれません。
どんなものかというところの前に、まずはロケットストーブの基本原理。これは、
燃焼炉の周囲を断熱・蓄熱して燃焼路内部を高温に保つことにより高効率に燃焼
するとともに、温度差が大きくなればなるほど働きが大きくなる煙突効果を有効
に利用して燃焼に必要な空気(酸素)を大量に吸入する、という仕組みです。
一方のポケットロケットストーブ。こいつはそもそも、断熱については一切考慮
されていません。基本的な形としては、深めの容器の底で焚き火をする、という
ものと大して変わりありません。その焚き火のそばまで煙突の筒を差し込むと、
煙突そのものが周囲から加熱されることで、あたかも断熱されたかのようになる
わけです。そして、そこそこ強力な煙突効果が働くようになり、炎が煙突の中に
吸い込まれたりします。うまく作れば、このとき、炎が下向きに燃えるという、
ちょっと不思議な現象が見られたりするそうな。

と、言葉で説明してもわかりにくいでしょう。図にすると、こんな感じ。

  │ │   
  │ │   
  │ │   
  │ │   
  │ │   
┌─┤ ├─┤ ├─┐
│ │ │     │
| │ │     |
| │ │     |
| │ │     |
| │ │火火   |
|    火火   |
└─────────┘

と、まぁ、構造としては簡単なものです。
ということはつまり、空き缶でも簡単に作れそう。

> 簡単には、クッキー缶の蓋を使って、以下のような感じ。

> これをそのまま、植木鉢にでもかぶせれば、即、ウッドガスストーブが完成。

クッキー缶の蓋を作ってウッドガスストーブアダプター(仮称)を作った後には、
当然、クッキー缶本体が残るわけです。これで次は、ポケットロケットストーブ
アダプター(仮称)でも作ってやろうか、なんて妄想するわけですよ。
つまり、以下のような構造物。

断面図

  │ │   
  │ │   
  │ │   
  │ │   
  │ │   
┌─┤ ├─┤ ├─┐
│ │ │     │
  │ │   
  │ │   
  │ │   
  │ │   


上面図

┌─────────┐
│         │
│     ┌─┐ │
│     │ │ │
│     └─┘ │
│ ┌─┐     │
│ │ │     │
│ └─┘     │
│         │
└─────────┘


これを植木鉢にかぶせても、底穴があるからポケットロケットストーブにはなり
ません。でも、ちょっと深めの容器があれば、あるいは容器がなくても庭に穴を
掘れば、すぐにストーブ完成。
いや、まぁ、何に使えるかというと、疑問ばかりが膨らむのですが。
ごみの焼却ぐらいには使えるけど、普通は焚火禁止だもんなぁ。
災害時用のお役立ちアイテムとしてストックするくらいかな。

タイトルRe: 空き缶細工
記事No3235
投稿日: 2019/02/05(Tue) 01:32
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3220
とりあえず、こちらにつけてみます。
#3234では市販品を買うようなことを書いていますが。
実験炉と商用炉の間には、実証炉というものがあるのが世の常らしい。
#なんのこっちゃ

前回は内筒と外筒の接合の問題のみに着目して作成したのですが、その他の部分
はかなりいい加減だったにもかかわらず、それなりのものができてしまいました。
次は、うまくいかない確率の高そうなものをわざと作って、うまくいかないこと
の確認を目指したいような気もしています。
具体的には、内筒の二次吸気孔。
前回作ったものは、ナイフで開けた約5ミリ四方の穴、これがいっぱい。
妄想している次回作としては、とても大きな穴をごく少数。例えば、円周のほぼ
半分弱に及ぶような穴を向かい合わせに2つ、とか。
つまり、前作は以下のような構造ですが、

 ┌──┤ ├──┐
 │  │…│  │
 │  │ │  │
 │  │ │  │
 │  │ │  │
 │  │…│  │
 │  └─┘  │
 └─── ───┘

これを

 ┌──┤ ├──┐
 │  │━│  │
 │  │ │  │
 │  │ │  │
 │  │ │  │
 │  │…│  │
 │  └─┘  │
 └─── ───┘

とか

 ┌──┤ ├──┐
 │  │●│  │
 │  │ │  │
 │  │ │  │
 │  │ │  │
 │  │…│  │
 │  └─┘  │
 └─── ───┘

といったものにしてみる、ということです。
あるいは、そこまで大きな穴ではなく、2〜3センチくらいかな、もうちょっと
小さい穴にして、四方に4つ、というのでもいいかも。

 ┌──┤ ├──┐
 │  │・│  │
 │  │ │  │
 │  │ │  │
 │  │ │  │
 │  │…│  │
 │  └─┘  │
 └─── ───┘

こんな感じ。
さらには、ドリルで1ミリくらいの穴をたくさん、というのも試してみたい。
うまく、斜め向きの穴をそろえて開けることができれば、サイクロンバーナーの
真似事みたいなことができるかも。ただ、実際には、空き缶ごときでは難しそう。
内筒の肉厚が3ミリとか5ミリある場合は、2ミリ程度の穴でサイクロンもどき
ができるらしいけど、空き缶では普通、厚みが足りない。ま、ダメなことの確認
を目的として、実際に試してみたくはあります。

ま、全部、妄想妄想。
といいつつ、#2529のように、気が違ってしまう、もとい、気が迷ってしまうこと
もあるかもしれず。
あぁ、恐ろしい。
 

タイトルRe^2: ウッドガスストーブ
記事No3254
投稿日: 2019/02/24(Sun) 12:50
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3235
> #3234では市販品を買うようなことを書いていますが。
> 実験炉と商用炉の間には、実証炉というものがあるのが世の常らしい。

実は私、アマゾンや楽天での買い物というのはしたことがない。
製品の比較にはよく使いますし、レビューを参考にすることもたまにあります。
でも、よほどの価格差がない限り、メーカー公式のサイトで購入したり、リアル
の店舗で購入したり。弟に依頼してアマゾンで買ってもらったこともあるけど。
うちの弟はアマゾンのヘビーユーザー。

で、まぁ、アマゾンや楽天でいろいろと商用のものを見て回っていたのですがね。
今まで思っていたより、意外と小さいものが多い、というのが感想。
実は、練炭コンロをイメージしていたんですね。近所のホームセンターでもよく
見かけるのですが、今回、スペックを確認してみると、これは直径20センチ強
くらいのものが多いようです。
一方、ウッドガスストーブ。
一番小さいものは10センチ強〜13センチクラス。
このサイズでも結構よく燃える、というレビューが多数。
その上のサイズは20センチ弱。
さらにその上は30センチ以上となっている模様。
ちなみに、私が作った実験炉は外筒(ジャム瓶)の直径が9センチ。
さらに外側の断熱材まで入れると直径18センチ。

うぅん、よく燃えるというのなら小さいのでも十分かも。
でも、薪というか燃料を小さくするのが面倒そう。
なんとなく、20センチクラスのものが欲しい気がするのだけど。
でも、そうすると、1万円程度の出費。
やはり、ここは一つ、大き目の実証炉を自作するべきか。
 

タイトルRe^3: ウッドガスストーブ
記事No3258
投稿日: 2019/02/28(Thu) 01:05
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3254
> 一方、ウッドガスストーブ。
> 一番小さいものは10センチ強〜13センチクラス。

> ちなみに、私が作った実験炉は外筒(ジャム瓶)の直径が9センチ。
> さらに外側の断熱材まで入れると直径18センチ。

うっかりしていたことが一つ。
市販のウッドガスストーブは、外径が11センチでも、内筒の直径は10センチ
近くあったりします。
一方で、私の作った実験炉の場合、内筒はスプレー缶を使っているので、内筒の
直径は5センチしかありません。外筒のジャム瓶が肉厚ということもありますし、
内筒と外筒の間のクリアランスが大きいというのもあります。
つまり、市販品のほうが容量が大きいのですよ。
う〜む。


ところで、実験炉の外筒のジャム瓶は割れてしまいましたが、内筒のスプレー缶
は残っています。この内筒、上部と下部の側面に穴が開いているわけで、いわば
ホーボーストーブそのもの。
ということで、先ほど、ほんの数時間前ですが、雨が降り出したところで、この
ホーボーストーブもどきを使って軒下で焚き火をしてみました。ちなみに、最後
に庭先で焚き火をしたのは、もう7年ぐらい前になるのかなぁ。すごい煙が出た
ので、近所迷惑はもうやらん、と思っていました。今回は、雨が降っているので
煙は大丈夫だろうと考えました。
なお、前回は庭の隅でしたが、今回は軒下。
軒下で焚き火をするなんて生まれて初めて。
で、結果ですが、加熱されていない空気が上の穴から入ってくるので、二次燃焼
は起こってはいるのですが不十分というか、そこそこ煙が出る。単なる焚き火に
比べれば明らかに少ないですが、ジャム瓶で作ったウッドガスストーブもどきと
呼んでもいいようなものに比べても、明らかに多い。周囲を断熱した効果は結構
侮れないものがあります。
それと、二次燃焼が終わったあと、なんちゃってウッドガスストーブでは、炭が
きっちり灰にまで燃え尽きるのがほとんど。でも、このホーボーストーブもどき
のほうは、燃え残った炭が多いです。
もしかしたら、これも周囲を断熱しているせいで温度が下がらず、それが燃やし
尽くすことに貢献してくれているのかもしれません。
 

タイトルRe^4: ウッドガスストーブ
記事No3298
投稿日: 2019/05/10(Fri) 18:01
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3258
どこにつけようか迷った挙句、こんな中途半端なところにつけます。

> ところで、実験炉の外筒のジャム瓶は割れてしまいましたが、

普通のガラス瓶では破壊に対する耐性は金属にかないません。
ただ、金属に対するガラスのメリットは、ごくわずかかもしれませんが、断熱性。
やはり、燃焼炉内部に熱を閉じ込められたほうが、燃焼効率は向上するのですよ。
一方で、ガラスのデメリットは上記の通り頑丈さの問題もありますし、もう一つ、
加工のしやすさという面もあります。俺は空き缶よりも空き瓶を加工するほうが
簡単だぜ、という方がいらっしゃれば、ぜひ発注させていただきたいところ。
ということで、金属製の外筒を断熱材で覆うというのが現実的かなぁ。


ところで、今まで使っていたのは、内筒最上部に二次燃焼用吸気孔を設けている
ような形です。すなわち、その吸気孔よりも上で二次燃焼します。でも燃焼効率
を追及するのなら、二次燃焼で発生した熱も回収したいわけです。図にすると、
以下のような感じでしょうか。

 ┌──┤ ├──┐
 │  │ │  │
 │  │…│  │
 │  │ │  │
 │  │…│  │
 │  └─┘  │
 └─── ───┘

単純に二次燃焼用吸気孔を下げただけですが、でも、実際にこんな感じの市販品
は存在しますよね。この場合、すぐにわかることですが、炉の容積が小さくなる
というデメリットがあります。
それ以外に、もしかしたら問題視する必要はないのかもしれませんが、気になる
ことが一つ。二次吸気孔よりも上の部分の、外筒と内筒の間の空間。ここに蓄積
される熱はどうなってしまうのでしょう、ということ。なんかもったいない気が
する。単に気のせいなんでしょうけど。
では、逆転の発想というか、その空間そのものをなくしてしまったらどうなるか。
ということで、妄想してみたのが以下の図。

    │ │   
    │ │   
    │ │   
 ┌──┤ ├──┐
 │  │…│  │
 │  │ │  │
 │  │…│  │
 │  └─┘  │
 └─── ───┘

ただ、これだと、一重の部分で燃焼温度が下がってしまいそう。
そうなると、煤も盛大に発生することが予測されます。
現実的には、内筒上部に付着することになるのでしょう。
では、ということで、さらに妄想をたくましくしたのが次の図。

 ┌──┤ ├──┐
 │断熱│ │断熱│
 ├──┤ ├──┤
 │  │…│  │
 │  │ │  │
 │  │…│  │
 │  └─┘  │
 └─── ───┘

余剰空間を単になくすのではなく、その部分に断熱材をつめてしまえばいい、と
いうもの。ただ、ここまでくると、どうやって作ればいいか。かなり面倒そう。
 

タイトルRe^5: ウッドガスストーブ
記事No3380
投稿日: 2019/07/20(Sat) 15:32
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3298
世の中にはいろいろなものがあるのですね。

私の要件とか希望は#3265にもいくつか書いてありますが、そのほかに。
発生した熱を有効利用したい、というのもあります。そこから

> ことが一つ。二次吸気孔よりも上の部分の、外筒と内筒の間の空間。ここに蓄積
> される熱はどうなってしまうのでしょう、ということ。なんかもったいない気が

というところにつながるわけです。つまり、発生した熱がもったいない。
そもそも、実際には暖房だの調理だので熱を使うためのものがこの手のストーブ
なのですが、そして災害時にはそういうことにも使いたいというニーズはあるの
ですが、日常はどうしよう、というのもあって。通常時からこれを使って調理、
というのもまた無理のある話。
そこででっちあげたというか、無理やり考えた熱の使用用途。そんなに特殊でも
なくて、上にも書きましたが、素直に暖房に使うというもの。ただ、屋外生活を
送っているわけでもないし、屋内でこの手のものを使うのは無理がある。という
よりも、もし屋内で薪を燃やしたければきちんとした薪ストーブを設置するべき。
では、屋外で火を燃やして、それを屋内の暖房に使うにはどうするか。世間一般
では、これ、ボイラーという名称の元、ごく普通に使われています。ということ
で、外で湯をわかし、屋内に持ち込む。#2730で既に書いてあることなんですが、
今後、この方向を少し突き詰めてみようと考えたわけです。

そこで冒頭の一文につながります。

何を考えたかというと、屋外で湯をわかすというのは、いわゆるキャンパーとか
の人たちが普通にやっていること。その手の人たちの工夫ってなにかないかな、
と思っていろいろと検索してみたのですよ。
結果、引っかかってきたもの。ま、ケトルなんですがね。
どうやらこれ、一般名詞として定着したものがないらしい。
商標としては、一番メジャーなものは「ケリーケトル」。
その他、「ギリーケトル」はじめ、各社から出ています。
構造はどれも同じ。ロケットストーブを単純化したようなもの。
というか、原理は同じ煙突効果を用いたものですね。
煙突の中で火を焚いて、周囲を断熱。ただし、断熱材として、比較的比熱の高い
ものを用いています。水、です。そして、温まった水、すなわち湯をそのまま、
アウトプットとして得ることができます。
こりゃぁいいわい。

ただ、この種のケトル、原理が同じなので、そのまま使うと、ロケットストーブ
と同じデメリットも有しています。つまり、材を燃やしている炉をそのまま空気
が通り抜けるので、材の燃えカス、すなわち灰を撒き散らす可能性が高そう。
ではどうすればよいか。なんてことはない、ウッドガスストーブの上に乗せれば、
現実は別にして、理想的にはガスだけが盛んに燃えてくれるはず。
構造としては、まさに以下のようなものになるわけです。

> では、ということで、さらに妄想をたくましくしたのが次の図。
> 
>  ┌──┤ ├──┐
>  │断熱│ │断熱│
>  ├──┤ ├──┤
>  │  │…│  │
>  │  │ │  │
>  │  │…│  │
>  │  └─┘  │
>  └─── ───┘

この図の、断熱材の部分が水。
断熱効果を得つつ、最終的には熱も回収できるわけです。


ということで、当面の最終形態は固まりました。
ただ、さすがに、ケリーケトルの類を自作することはできません。
水密を確保するのが無理。
仕方ない、市販品を購入しましょう。
ただ、結構いいお値段がするのですね。
500ミリリットルとかのごく小さいものでも、平気で6000円程度する。
ま、需要を考えるとそんなものでしょう。
それと、私の場合、目的がほとんどボイラー的な使い方。
つまり、キャンパーなら最低限の湯が沸かせればいいのかもしれないけど、私の
ニーズとしては、大量の湯をがんがん沸かしたい、ということ。なので、大容量
の製品が狙い目。具体的には、1万円程度はする1リットル以上のもの。
もうひとつ、この手のケトルの伝統らしく、多くの製品は湯を注ぐときにコツが
必要な構造をしている。つまり、尻尾のほうにつながっている鎖を持って全体を
傾けるのです。これ、なんか面倒。というか、不器用な私には難しそう。
これ、何とかならんかと思ったら、ペトロマックス社のファイヤーケトルという
のが取っ手つき。この容量で取っ手つきって、どうやら他社にはないらしいので
現時点で購入するのなら、もはや他に選択肢はなし。もちろん、今日明日に購入
すると言うつもりもないので、近日中に他社から類似品が出るようなら、そちら
も検討対象にはなります。

あとは、これに組み合わせる、下部側のウッドガスストーブだなぁ。
直径およそ20センチかぁ。
高さも40センチくらいはあるようなので、重心とかバランスも考えないと。
 

タイトルRe^6: ウッドガスストーブ
記事No3427
投稿日: 2019/12/03(Tue) 13:11
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3380
> これ、何とかならんかと思ったら、ペトロマックス社のファイヤーケトルという
> のが取っ手つき。この容量で取っ手つきって、どうやら他社にはないらしいので

ということで、こいつを買ってしまいました。
秋口に入ったころから狙っていたんですが、どこのネット通販も実店舗も品切れ
で、やっと入手できた、と言った感じ。
しばらく、少なくとも3回程度はこいつだけ単独で燃焼実験をする予定。どんな
感じに燃えるのか、といったことを把握しなければなりませんから。でも、それ
はこのツリーとは別のツリーを起こすことになるかと。
こちらのツリーでは、引き続き

> あとは、これに組み合わせる、下部側のウッドガスストーブだなぁ。

こっちの関係を。
ただ、工作関係がメインなので、もしこちらも既製品を購入することになったら、
それはそれで新しいツリーに移行します。

一応、工作関係でも、ひとつネタを思いつきました。
ウッドガスストーブは、主たる燃焼はガスとはいえ、細かい灰や煤も少しは飛び
散ります。ならば、燃焼口に目の細かい金属製の網をかぶせたらどうなるか。
ある程度はこの網でキャッチされることにならないかなぁ、と考えました。
そしてまた、この網は燃焼口に設置されるわけですから、結構強力に過熱される
ことになります。その結果、灰はともかく、煤もいくらかは熱分解されることに
なってくれるとうれしいなぁ、と。ついでに、匂いの粒子も金網に付着して燃焼
してくれれば、匂いの減少にもつながるでしょうし。
さらに、昔の灯油ストーブのように、金網の部分から赤外線が出るようになって
暖房効果が得られると、これもまたうれしい。そううまく行くとは思えませんが。
でも、完全に理想的(妄想的)にことが運べば、屋内で焚き火ができるかも。
なので、この金網方式が完成した暁には、煤がどのくらい飛び散るかを実験する
ために、少なくとも1回は屋内焚き火を実施したいとは思います。
煙とかはどうにもならんと思うけど。

あぁ、妄想ばかりが先走る。
 

タイトルRe^3: ウッドガスストーブ
記事No3265
投稿日: 2019/03/08(Fri) 13:23
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3254
> やはり、ここは一つ、大き目の実証炉を自作するべきか。

私の要件としては、庭先で火を燃やしたいというのがあるわけですよ。
わざわざ徒歩10分のところまで出かけるのも億劫というか。
その目的を達成するための1つとして、煙や匂いの全く出ない炉がうれしい。
ただ、これ、実際には不可能でしょうから、ここは現実的に、できるだけ匂いや
煙の少ないもの、ということで。すると、できるだけ完全燃焼したほうがよい、
ということになります。要は、煙や匂いまで燃やしてしまう、ということです。
どうしても発生してしまう分に対しては、運用対処ということで。つまり、雨の
降っている日に燃やすとか、完全に無風の日に燃やすことは避ける、とか。でも、
さすがに強風の日は、煙は拡散するけど、別の危険があるので、それも避ける。
もう一つ、灰を撒き散らすことも避けたい。もちろん、燃焼温度が高ければ灰も
少なくなるでしょうが、灰が残らないほど高温で燃焼するというのは非現実的。
それに、仮に灰は残っても肥料代わりに使えるので、そんなに問題はない。

さて、今までの実験で、外筒の周りの断熱材というのは、思った以上に高温燃焼
に効果的というのがわかりました。でも、通常、自作でも市販でも、外筒は通常、
金属で作ります。今回、私はジャム瓶で作りましたが、ガラス瓶でも陶器でも、
一般的に入手可能な素材は、温度変化で割れてしまうことでしょう。耐熱ガラス
とかだと少しはマシなのかな。そして、金属製の外筒だと、外筒の周りはかなり
高温になるはずで、今回、私がジャム瓶で使ったグラスウールでも、そんな温度
には耐えられなさそうな気がする。となると、ロケットストーブでよく使われる
パーライトなんかを使う必要がありそう。すると、パーライト保持用に3層構造
にしなければならないのかなぁ、などと考えつつ、ネットショップめぐり。

> で、まぁ、アマゾンや楽天でいろいろと商用のものを見て回っていたのですがね。

車でもパソコンでも、購入前の機種選びというか、頭の中でいろいろと検討して
いる時間が一番楽しいというのはあるわけです。それと同時に、犬も歩けば棒に
当たるというか、思いもよらないものにめぐり合うこともあって。
今回、見つけたのは、シェラストーブという商品。
これはウッドガスストーブとは異なり、下の穴から燃料に直接空気を送る構造に
なっています。しかも、電池を使って強制送風。だから、よく燃えるという評判
ですが、私の要件からすると、ロケットストーブと同様に、なんとなく灰を撒き
散らしそうで不安があるので却下。
ただ、これ、構造としては3層。外筒と中筒の間を通って空気が上昇し、中筒と
内筒の間を通って空気が下降して、最後に内筒下部の吸気孔から内筒内部の燃料
に送風されるという形。これにより、側面からの熱エネルギーを回生して高温の
吸気で燃焼させるという点はウッドガスストーブに近いものがあります。
ただ、私はこれを見て気がついたのは、空気層が断熱に使える、ということ。

ということで、強制送風はせず、自然吸気で3層のウッドガスストーブを作って
みようか。それとも、いっそ4層式というか、うまくサイズをあわせて、2層式
のウッドガスストーブを入れ子にしてしまうとか。ほとんどマトリョーシカ。
もし、そういった多層式ウッドガスストーブの外筒側面が常識的な温度に収まる
のなら、さらにその外側をグラスウールの断熱材で覆ってみるかも。

うん、妄想は膨らむばかり。
 

タイトルRe^3: ウッドガスストーブ
記事No3341
投稿日: 2019/06/16(Sun) 23:05
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3254
ガラス瓶製ウッドガスストーブに関するネタなんで、こちらにつけます。
思えば、危険なネタだなぁ。

実は最近、大き目の瓶がいくつかたまったのですよ。
なので、ストーブを作る誘惑が抑えきれません。

> ちなみに、私が作った実験炉は外筒(ジャム瓶)の直径が9センチ。
> さらに外側の断熱材まで入れると直径18センチ。

割れてしまった瓶は、すでに処分してしまったので、もしかしたら間違っている
かもしれませんが、おそらくKanpyブランド(加藤産業製)の850グラムのジャム
の瓶。その他の瓶も含め、手元にある瓶を測定した結果は以下のとおり。
単位はいずれもミリメートル。
                       口径 外径 高さ
Kanpyブランド(加藤産業製)ジャム瓶850グラム  72  90 135
ランプ印(アヲハタ製)ジャム瓶845グラム     72  90 135
ブルガリア産輸入マーマレード瓶770グラム     72  90 140
ネスレインスタントコーヒー瓶175グラム      65  80 160
UCCインスタントコーヒー瓶220グラム      75  90 200
ベトナム産インスタントコーヒー瓶200グラム    59  90 180
インドネシア産インスタントコーヒー瓶200グラム  78  100 160

上2つのジャムの瓶、おそらく、瓶の製造元は同じとか、あるいは規格に沿って
作られているとかありそうです。
で、まぁ、外筒にするわけで、筒というくらいだから底を抜かなくてはならない。
どれもそれなりに頑丈そうだけど、一度はうまくいったのだから、次も運よく、
ということを考えてしまっています。柳の下のどじょう問題ですな。

で、外筒はガラス瓶で作るとして、内筒。
手元にある、手ごろなサイズの材料というとスプレー缶。
だいたい、内容量が300ミリリットルから500ミリリットルくらいのスプレー缶が
直径・高さともに具合がよさそう。
ということで、手元にあったスプレー缶をかき集めて、上記の瓶と組み合わせて
みました。
結果。
最も口径の狭いベトナム産コーヒーの瓶の口から入るスプレー缶はなかった。
手元にある一番細いスプレー缶は整髪料の缶ですが、これが外径60ミリなので、
ぎりぎり入らない。ん〜、ちょっと板金細工の真似事で缶を叩いてみるかなぁ。
もちろん、底だけでなく、瓶の肩の付近でも切断すれば何とでもなるのですが、
そんなことをすると強度とかその他もろもろの問題が発生しそう。
その他のスプレー缶は、どれも外径65ミリ。
これらの缶は、ネスレの瓶にぎりぎり入らない。
その他の瓶には、どの缶も余裕で入りました。

瓶の高さというのは炉の高さに直結するので、高い瓶のほうが有利。
この点を考えると、ジャムの瓶に比べてコーヒーの瓶は高さがあるので、何とか
そちらのほうを細工する方向で考えたいところ。
なので、まずは一番高さのあるUCCの瓶からチャレンジかなぁ。
ベトナム産コーヒーの瓶と板金細工、というのも面白そうではあるのですが。
 

タイトルRe^4: ウッドガスストーブ
記事No3353
投稿日: 2019/07/01(Mon) 17:12
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3341
> 手元にある、手ごろなサイズの材料というとスプレー缶。

それ以外の缶が1つ、ありました。
茶筒状の、円筒形のせんべいの缶。外径68ミリ、高さ190ミリ。
ん〜、いつどこで入手したのか、全く思い出せない。
会社のゴミ箱辺りから拾ってきたのかなぁ。
ネスレ瓶にはぎりぎり入らないけど、ちょっと板金工作してみようかなぁ。
 

タイトルRe^4: ウッドガスストーブ
記事No3448
投稿日: 2020/01/10(Fri) 18:08
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3341
> その他の瓶も含め、手元にある瓶を測定した結果は以下のとおり。
> 単位はいずれもミリメートル。
>                        口径 外径 高さ
> Kanpyブランド(加藤産業製)ジャム瓶850グラム  72  90 135
> ランプ印(アヲハタ製)ジャム瓶845グラム     72  90 135
> ブルガリア産輸入マーマレード瓶770グラム     72  90 140
> ネスレインスタントコーヒー瓶175グラム      65  80 160
> UCCインスタントコーヒー瓶220グラム      75  90 200
> ベトナム産インスタントコーヒー瓶200グラム    59  90 180
> インドネシア産インスタントコーヒー瓶200グラム  78  100 160

最近、実家で処分しようとしていたインスタントコーヒーのビンを一つ確保しました。
これが以下のとおり。

                      口径 外径 高さ
森永インスタントコーヒー瓶200グラム      68  85 200

なかなかよいサイズですな。
いろいろといじりがいがありそうです。

> 最も口径の狭いベトナム産コーヒーの瓶の口から入るスプレー缶はなかった。
> 手元にある一番細いスプレー缶は整髪料の缶ですが、これが外径60ミリなので、
> ぎりぎり入らない。ん〜、ちょっと板金細工の真似事で缶を叩いてみるかなぁ。

叩いてみたんですがね。
底の接合部分、かなり頑丈に作られていまして。全然、細くなりませんでした。
ただ、まぁ、結局、底を抜くわけですよ。
なので、上と下をひっくり返して、口径の大きなほうから内缶を入れればよいと
気がつきました。というか、そんなことにも気がつかなかったとは。固定観念に
取り付かれていた模様です。

ということで

> なので、まずは一番高さのあるUCCの瓶からチャレンジかなぁ。

チャレンジしてみました。
前回、ジャム瓶の底を抜いた際は、ダイヤモンドやすりを使ってビンの底のほう
の外周にぐるりと傷をつけて、そこで割るようにしました。これだと、まっすぐ
に傷をつけることができず、結果として、割とがたがたというかでこぼこな感じ
に切れてしまいました。ただ、これが怪我の巧妙というか、隙間が空気穴の役目
を果たしてくれたので、特に台とかも使わず、そのまま平らなところにおいても
きちんと垂直に立った上に、酸素の供給が滞ることもなく、非常に調子よく燃焼
してくれました。ただ、いかんせん、見た目がよくない。
今回は、ガラス切りを調達し、きちんとまっすぐに切れ目を入れてみました。
方法としては、ネットによくありますが、ガラス切りを厚い本にはさむ。
そして、その本をテーブルの上に置いてガラス切りを瓶に押し当てると、一定の
高さのところにまっすぐな傷をつけられるので、あとはガスの直火による加熱と
氷水での冷却でぱちん。
クラックが2ヶ所に入りましたがね、非常にまっすぐに切ることができました。
ただ、これだと、何か台を使わないと、空気の供給がまずいな。
あとは、怪我をしないよう、切り口にヤスリをかけて完了。

さて、これで外筒はできました。
内筒も空になったスプレー缶を一つ、新たに加工することにしました。
ただ、底穴をあけたところで気になったことが一つ。
気になった、というより、今まで気になっていたこと、でしょうか。
ネット上には、100均で売っている小型のブリキバケツを2つ使った、簡単な
構造のウッドガスストーブのようなものの作例が多数あります。それらは、単純
な二重構造なんですが、十分な燃焼を達成している模様。ならば、スプレー缶と
ガラス筒の二重構造でもそこそこ燃えてくれるのではないか、ということ。
ま、実験するのは簡単ですからね。ちょいと試しにやってみました。
結果、玉砕。
いや、燃えるときは燃えるのですがね。
燃焼を維持するのもやっと、というか。
そこで、どのように燃えているのか、じっくり観察してみたのですよ。
それでわかったのは、ごく当たり前のことでした。
内筒で発生した可燃ガスは、それなりに高温なので、筒から垂直に上昇します。
一方、内筒と外筒の間で加熱された高温空気、これも垂直に上昇します。
つまり、燃料と酸素が十分に混合されないのですよ。
これでは満足に燃えるわけがない。
二重バケツ式の場合、構造としては底を抜いたバケツを伏せたような形になって
います。これも、可燃ガスは中央のバケツのそこから垂直に上昇するはずですが、
バケツの隙間を通ってきた高温空気はそれなりに勢いがついているわけですから、
慣性の法則というか流体力学的に中央に向けて噴射されるはず。つまり、ここで
可燃ガスと空気が混合されて、いい具合に燃えるというわけです。

とりあえず、実際に試してみて理論的な裏づけもわかったので、ここからは素直
に、内筒の上部の細工に励んでいきたいと思います。
まずは、多量の細かい穴かなぁ。
釘で開けると手間はないんだけれど、うまい当て木を当ててやらないと缶自体が
へこみそう。ドリルの方がいいかなぁ。
 

タイトルRe^5: ウッドガスストーブ
記事No3462
投稿日: 2020/02/26(Wed) 23:56
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3448
> ということで
> > なので、まずは一番高さのあるUCCの瓶からチャレンジかなぁ。
> チャレンジしてみました。

外筒はこれを使っています。
内筒については

> 内筒も空になったスプレー缶を一つ、新たに加工することにしました。
> ただ、底穴をあけたところで

いまだにここで止まっているというか。
上部の加熱空気供給口の細工で迷っているのです。
#3235に書いたとおり、

> 前回作ったものは、ナイフで開けた約5ミリ四方の穴、これがいっぱい。

なので、今回は

> まずは、多量の細かい穴かなぁ。
> 釘で開けると手間はないんだけれど、うまい当て木を当ててやらないと缶自体が
> へこみそう。ドリルの方がいいかなぁ。

こういうことを考えているわけです。
とりあえず、当て木を当てずにやろうとしたら全くうまくいかなかった、という
経験を積むことだけはできました。
ところで、前回の内筒はまだ残っています。
上記のように、上部吸気口として5ミリほどの穴がいくつも開いています。
#3235では、上部吸気口についてのいくつかの案を書いていますが、この古い内筒
を改造して大きな吸気口にしたもので実験してみることにしました。
具体的には、3センチくらいに拡大してみたのです。
外筒には、今回底を抜いたインスタントコーヒーの瓶を使いました。
そして、今までと同様、瓶の周りはロックウールの断熱材で覆う。
これは、万が一、瓶が破裂した場合に飛び散ることを防止する意味もあります。

結果。
今までの5ミリの穴に比べて、格段によく燃えるようになりました。
ただ、今までは穴からの空気の吹き出しで二次燃焼しているのが視覚的にわかり
やすかったのですが、今度はそういう視覚的な面白さはあまり感じない。
それと、燃焼終期というか二次燃焼が終わりに近づいたときに、空気が足りない
のか、ふっと二次燃焼が終わり煙がもうもうと出ることがあります。穴を大きく
したら、この煙が出ている時間が短くなったようです。
このことから考えて、もし本当に釘か何かで小さな穴をたくさん開けるとすると、
それこそ無数に開ける必要があるような気がします。それも気が重いなぁ。

あと、#3380なんかにも書いていますが、ファイヤーケトルに組み合わせるものも
早く作りたい。
試しに、今回細工したインスタントコーヒー瓶を組み合わせてみたけれど、径が
全然たりない。手持ちにペンキ缶とか粉ミルク缶とかがいくつかあるので、現物
あわせで素材の選定をせねば。
最悪、外筒には一斗缶をどっかから調達する必要があるかも。
 

タイトルRe^6: ウッドガスストーブ
記事No3467
投稿日: 2020/03/13(Fri) 01:29
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3462
> 今までの5ミリの穴に比べて、格段によく燃えるようになりました。

あまりにも煙が少なくなったもので。
我慢できず、屋内で焚き火をしてしまいました。
行ったのは、台所のガスコンロの上。
一応、換気扇は回しましたがね。
煙がピークのときでさえ、弱風設定。
その後、微風というか、常時換気にしておきました。
その状態で、翌日には、煙の匂いはかすかにするだけ。
かなり昔、換気扇のない部屋で、証拠隠滅のために灰皿の上で紙を2〜3枚ほど
燃やしたことがあります。そのときは、かなり強い煙の匂いが何日も残って難渋
した記憶がありますが、それに比べればはるかに少ない。
もしや、これをもっとうまく作れば、屋内焚き火の野望を達成できるかも。

> あと、#3380なんかにも書いていますが、ファイヤーケトルに組み合わせるものも
> 早く作りたい。
> 手持ちにペンキ缶とか粉ミルク缶とかがいくつかあるので、現物
> あわせで素材の選定をせねば。

手元にあった中では、1リットルぐらいかなぁ、小ぶりのペンキ缶。
こいつがファイヤーケトルにぎりぎりぴったり。
ファイヤーケトルを載せるときにうまくバランスをとらないと倒れてしまいそう。
2リットルか3リットルくらいの一回り大きいペンキ缶だと、径はちょうどいい
けど高さがたりなくて、内缶に使えそうな缶がない。
その他、粉ミルクの缶とかだと径が足りない。
外缶を一斗缶あたりにすれば粉ミルク缶を内缶に使えるかも。
ということで、径がぴったりのペンキ缶を外缶に使うとして。
こいつ、缶の径と蓋の径が近似のタイプではなく、蓋がちょっと小さくて上部に
鍔状の平らな部分がぐるっとあるタイプ。
こいつにとっかえひっかえいろいろな缶を組み合わせていたところ、100均で
買ってきたブリキのバケツ、こいつがいわゆるシンデレラフィット。
つまり、径に関しては全く細工が不要。これはありがたい。
ということで、これらを部材にすることで決定。
まずは、さびの浮いていたペンキ缶をちょっと磨いて軽くさびを落とし、次いで
耐熱塗料をスプレーして、とりあえずはここまで。
あとは、外缶の下部と、内缶の上部下部に燃焼用の空気穴を開ければ完成。
その気になれば、あと30分とかからずに完成しそうだけど。
はたして、その気になるのはいつの事やら。
 

タイトルRe^7: ウッドガスストーブ
記事No3607
投稿日: 2021/01/19(Tue) 18:11
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3467
前回は去年の3月ですか。
ほとんど丸々1シーズン放置していたわけですね。
煮詰まるまで熟成していた、といえば聞こえはいいですが、

> はたして、その気になるのはいつの事やら。

その気になるまでこれだけの期間がかかったということで。



> 手元にあった中では、1リットルぐらいかなぁ、小ぶりのペンキ缶。
> こいつがファイヤーケトルにぎりぎりぴったり。

このペンキ缶、父の代から残っていたものですから、40年物か50年物。
一部表面に錆は浮いているけど本体はしっかり。

> こいつにとっかえひっかえいろいろな缶を組み合わせていたところ、100均で
> 買ってきたブリキのバケツ、こいつがいわゆるシンデレラフィット。
> つまり、径に関しては全く細工が不要。これはありがたい。
> ということで、これらを部材にすることで決定。

素材というか、壊すことを目的として百均のものを使うのははじめて。
すぐに壊れたので分解した、というのはあったけど。キッチンタイマーとか。

> あとは、外缶の下部と、内缶の上部下部に燃焼用の空気穴を開ければ完成。

穴あけは、当初は釘で開けてリーマーで広げることを考えていました。
ホールソーなんて立派なものは持っていないし買う気もないし。
リーマーは中学生から大学生のころ、2個ぐらい買った記憶があるけれど、今回
発見できたのは1個だけ。記憶の中の細いほうというか、先端が2〜3ミリで、
最大20ミリくらいの穴に広げられるもの。使うのも20年ぶりか30年ぶりか。
が、結局は使わず。
実際に使ったのは何かというと、#3603で触れた、缶の穴あけ。
自宅にあった、最大で8ミリほどの穴が開けられる三徳缶切りタイプのもの。

余談ですが、実家に1個だけ残っているお使い物に付属の穴あけは、小サイズと
いうか最大で6ミリほどの穴が開けられる。昔、缶ジュース1個ずつに付属して
いたものは私が物心付くかつかないかのころに消えてしまったのであまり覚えて
いないのですが、確か最大で4ミリほどの穴が開けられるミニサイズのものでは
なかったかな。

さて、使った工具では上記の通り、最大で8ミリくらいの穴が開けられます。
これを使って、ペンキ缶の方は、底部側面に十個あまりの穴。底面には穴なし。
上にも書いたように、当初は小さな穴を開けてリーマーで、と思ったのですが、
予想以上に缶が柔らかかったというか工具が鋭かったというか、あまりにも簡単
にさくさくと穴が開いてしまったので、全て缶切りだけで完了。
一方で内筒に使うブリキのバケツ。
こちらは釘で穴を開けようとすると簡単にゆがんでしまいそうなくらい柔らかい
ので、最初から缶切りオンリーのつもりでした。
底部の方は、やはり側面に穴6個、底面には穴なし。
上部の二次燃焼用の穴は、工具の先端だけを使って2ミリくらいのサイズを目標
に約30個。いくつか3ミリくらいの大き目の穴になってしまったところもある
けど、なんか今までの経験では、3ミリでも小さいかもしれない。
ここで工具の側の話をすると、てこの原理で穴を開けるものですから、サイズの
小さいものほど上端に近いところに穴が開けられます。そして今回、できるだけ
上端に近いところに穴を開けたかったので、その点から考えると、今回はちょっ
とだけサイズが大きかったかも。

で、まぁ、柔らかい金属に穴を開けるだけですからね。

> その気になれば、あと30分とかからずに完成しそうだけど。

15分くらいで加工は全て完了。所要時間の大部分は、もっぱらいかにバランス
のよい位置に穴を開けるか、ということに費やされました。
そして、ペンキ缶にブリキバケツをはめ込めば完成。



燃焼実験についてはそのうち行います。
つ〜か、早く火入れしたくてわくわく。
 

タイトルRe^8: ウッドガスストーブ
記事No3608
投稿日: 2021/01/21(Thu) 23:16
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3607
> 燃焼実験についてはそのうち行います。
> つ〜か、早く火入れしたくてわくわく。

もうね、我慢できなくて、その夜、禁断の屋内焚き火をやってしまいました。
一応、台所の換気扇の下です。
やってみたところ、結果としては今回は、とても煙も少なかったのですがね。
ファイヤーケトルと比べると、これはもう雲泥の差。
だけど、思っていたのとなんか違う。
案の定というか、二次燃焼用の穴が小さすぎる模様。
加工精度というか器用さの不足から、ちょっと大きめに開いた穴がいくつかあり、
そこからは加熱された空気が噴出してきちんと二次燃焼しているのが観測できた
のですが、大部分を占める2ミリほどの穴では、やはり径が不足している模様。
一方で、底部の一次燃焼用の穴からは潤沢に空気が供給されている感じ。
それで煙が少ないといっても、これでは単に効率のよい焚き火。
でも、換気扇も最大時で弱での運用だったにもかかわらず、煙も匂いもほとんど
気にならない程度というのはちょっとびっくり。

そこで、ちょっと手を加えて、翌晩、第二セッション。
まず、二次燃焼用の穴をちょっと拡大してみました。今度は目標値は3ミリ。
でも、やっぱり不器用なので、5ミリくらいになってしまった穴もいくつかある。
また、運用対処として、いつも着火剤に使っている油の染みたキッチンペーパー、
これで底部の一次燃焼用の穴のうちの半分を塞ぐような形に配置してみました。
これは最終的には燃え尽きてしまいますが、最初のうちは一次燃焼を制限できる
のではないか、ということを期待したものです。
ということで、燃焼開始。
が、今度はなかなか一次燃焼が安定しない。底部の穴を塞ぎすぎたか。
結果として、二次燃焼が始まるまでに発生する煙が結構多い。
これでは屋内焚き火は厳しい。
ただ、二次燃焼が始まると、これはとっても美しい。
なんか、ガスコンロの火を見ているような。
たぶん、二次燃焼の穴のサイズなんて、上部の外筒と内筒の接合部の気密性だの
加熱空気の温度だのいろいろな要素に左右されて最適値が決まると思うのですが、
私が造る場合は3ミリをミニマムとするのがよさそうな感じです。
なお、翌朝はちょっとだけ、屋内に煙の匂いが残っていました。
ずいぶん換気扇も回したんですけどね。
初回はあまり換気扇を回さなかったにもかかわらず、翌朝にはほとんど煙の匂い
は残っていなかったんですけどね。
これはやはり、二次燃焼が始まるまでに発生した煙が多かったのでしょう。

さて、外筒の周りを断熱材で覆うのはどうしようかな。
それを行えば燃焼効率の向上は見込まれるはずだけど。
それから、当初の目的であった、ファイヤーケトルと組み合わせての湯沸しにも
そろそろ挑戦したい。こちらは、今週末に雨降りのようだから、その際に軒先で
行うことになりそうです。
 

タイトルRe^9: ウッドガスストーブ
記事No3609
投稿日: 2021/01/26(Tue) 18:44
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3608
私が時々火を焚いていた、自宅から徒歩約10分の川岸。
ここ数ヶ月はその付近を週に2〜3回くらい通るのですが、以前は2〜3ヶ月に
1回程度だったりしました。あるいは、平気で半年程度くらい通らなかったり。
そういうわけで、タイミングというのもあると思うのですが、今までは年に1回
程度、子供が遊んでいるのを見かける程度の場所。もちろん、大人が憩うところ
を見たこともなくはない。
そういう場所ですが、数日前、夜の10時ごろに、初めて私以外のちゃんとした
大人が火を焚いているのを見かけました。やっぱりここ、水辺ですから、なにか
のときの消火ということを考えると、火を焚くのに具合のいい場所なんですね。


それはさておき。

> それから、当初の目的であった、ファイヤーケトルと組み合わせての湯沸しにも
> そろそろ挑戦したい。こちらは、今週末に雨降りのようだから、その際に軒先で
> 行うことになりそうです。

まだ、ファイヤーケトルとの組み合わせは試していません。
ウッドガスストーブ単体で、雨の中、何回か試したのですがね。
以前のものと比べ、燃焼盛期の燃え盛り具合は遜色ないのですが、燃焼終期から
鎮火に至る時期の煙ははるかに多い。
考えられる理由は2つ。

・燃焼盛期に燃料が充分に加熱されていない
・燃焼終期の一次燃焼が不十分

一つ目の理由は、燃焼盛期に燃料がきちんと加熱され、煙(ウッドガス)となる
べき成分が全て煙になってくれていれば、燃焼終期に煙になることはないはず、
ということです。つまり、不完全な炭焼きになっている、と。
なぜ充分に加熱されていないかというと、やはり炉の材質や構造が原因でしょう。
以前の炉は、外筒がガラス製で、さらにその外側から断熱材で覆っていました。
つまり、熱が内部にこもるような構造でした。
一方、現在は、単なる金属製。熱は逃げる一方です。
改善するとしたら、やはり周囲を断熱材で覆うくらいしかないかなぁ。
もう一つの、燃焼終期に一次燃焼が不十分になる理由は、おそらく、一次燃焼用
の底部の吸気穴が灰などで塞がれてしまうことにより発生していると思われます。
これは以前の炉でも発生していたはずですが、でもそれはスプレー缶なんで高さ
は20センチ近くあって、しかも筒状。でも現在の炉は高さが15センチ足らず
で、さらに上部が開く形状のバケツ。つまり、今のものに比べ以前のもののほう
が、わずかとは思いますが煙突効果が強く働いて、少しは吸気性がよかったはず
です。
こちらは、どうやって改善すればいいやら。
底部の穴を増やしたり広げたりすれば改善されますが、でも燃焼盛期も一次燃焼
が強くなってしまい、それでは単なる焚き火台。ネットにはカラトリー用のかご
を使った作例なんかも多数ありますが、ウッドガスストーブとしてはどうしても
違和感がぬぐいきれない。
いろいろと考えて、内筒を二重にするということを思いつきました。
どうするかというと、二重になった内筒のほぼ同じ位置に穴を開ける。
そして、内筒同士は固定しないで軸を中心に回転できるようにするわけですね。
すると、回転にしたがって、一次吸気穴のサイズを制限できる。穴の位置が一致
したときが穴のサイズ最大で、少しまわしてやれば穴の大きさを小さくできる。
これで、燃焼盛期は一次吸気を絞って二次燃焼を促進し、燃焼終期は一次燃焼で
煙を出さずに全てを燃やし尽くし、炭を残さずなるべく全てを灰にする。
ただ、既製品のブリキバケツ、そのまま重ねると上部にある二次燃焼用の穴まで
ブロックしてしまう形になるので、こちらの細工も必要。こちらは、小さい穴を
多数開けてあるので、同じ位置に同じくらいの穴を開けるというのは面倒。今の
ところ、二次燃焼用の吸気を調整したいという希望はないので、いっそのこと、
二重内筒の内側バケツは半分くらいの高さでガッツリと切断してしまうか。いや、
そうすると、回転させるためには燃えている火の中に手を突っ込むことになる。
実際には手ではなくトングか何かだけど。すると、お玉のような感じに柄が伸び
ていないと不便。あるいは、日本古来の手桶のような感じもいいかも。

うん、妄想がはかどるはかどる。
 

タイトルRe^10: ウッドガスストーブ
記事No3610
投稿日: 2021/01/29(Fri) 00:27
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3609
雪が舞ったりするときは、絶好の焚き火日和。
ということで

> まだ、ファイヤーケトルとの組み合わせは試していません。

ファイヤーケトルと組み合わせてみました。
結果。
燃焼盛期の煙の量は、標準のファイヤーケトルに比べたらはるかに少ないけど、
ウッドガスストーブ単体に比べるとずっと多い。なぜだ。
あと、燃料の薪の材質によって発熱量は違うと思うけれど、今回は炉にこんもり
と一杯分の燃料でファイヤーケトル一杯分の水を沸騰させることができました。
うん、これで熱の回収のめども立った。
今回は、最初のお湯が沸き、それを湯たんぽに移し変えようとケトルを持ち上げ
たら、ちょうど炉の中の炎が消えて熾火状態になりました、といったような感じ。
要は、炭火がこんもり、といったところ。ここでケトルに新しく水を入れて再び
熾火の上においたら、それなりに結構熱くなったけど、でもせいぜい60度ほど?
長く触っているとやけどの危険があるけれど、でも沸騰には程遠いくらいの温度
までしかあがりませんでした。
あと、炎が消えた後の燃焼終期における煙の量は、これはもうびっくりするほど
少ない。そしてしばらく待って鎮火した後で見てみたら、最初の熾火のときには
こんもりとあった炭が、すっかりごくわずかの灰になっていて。たぶん、ケトル
を上に載せてあることで、煙突効果がきちんと働いたのかな。

連続して大量のお湯を沸かしたいとき、どう燃料を追加するかという点で楽しい
試行錯誤が必要かな。こんもりとした炭火を火消壷に移すのか、それとも単に上
から燃料を追加してみるか。でも、単に燃料を追加しただけでは、きちんと二次
燃焼してくれないような気もする。
あるいは、燃焼盛期の煙のことも考えると、燃焼盛期の熱の回収はあきらめて単
に二次燃焼で燃えるだけ燃やさせて、熾火になってからケトルを乗せてみるとか。
この方式なら、もしかしたら屋内焚き火もできるかも。

ま、いろいろと試してみましょ。
 

タイトルRe^11: ウッドガスストーブ
記事No3621
投稿日: 2021/02/21(Sun) 12:06
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3610
> ま、いろいろと試してみましょ。

試しているのですがね。う〜む、なんというかこれは。

まず、#3608でちょっと触れていますが、外筒の周りを断熱材で覆ってみました。
結果、炭の状態で残るものが減って灰になりきってくれるという意味では効率が
向上したといってもいいのでしょう。でも、燃焼末期の煙は、思ったほど減って
いない。残念。

使用する上において、些細だけれど大きな問題は、炉の寸法。
以前のスプレー缶で作ったろの場合、高さが17.5センチほどありました。
ところが、今回のブリキのバケツの場合、高さが12.5センチしかありません。
つまり、以前の炉ならそのまま入った長尺物の燃料も、今度は小さく刻む必要が
ある、ということ。
ただ、スプレー缶の場合、直径が6.5センチなので、炉の総容積はおよそ580立方
センチ。一方、ブリキバケツは、開口部の直径が12センチ、底の直径が7.5センチ
なので、容積は約950立方センチと、2倍近い容積があります。すなわち、最初に
詰め込める燃料も多い、ということで、これはまぁ、少しはうれしいのですが、
でも、高さが低いということで帳消しになっている感じ。

そして、ファイヤーケトルを乗せると煙が多くなる問題。
どうもこれ、単に酸素の供給が少ないだけみたい。
すなわち、二次吸気口だけではなく、炉の上面の開口部からの酸素供給も必要な
感じ。炉の上にファイヤーケトルを乗せるとき、五徳とかを使わずに直接ぴたり
と乗せる形にしているのですが、それだと煙が多発。このとき、ちょいとファイ
ヤーケトルを持ち上げると、その隙間から流れ込んだ空気で煙がぼっと引火して、
一気に煙が少なくなります。そして、ファイヤーケトルを戻すと、再び煙多発。
どうやら、穴の大きさが小さいために、思った以上に吸入抵抗が大きいみたい。
仕方ない、二次吸気口を拡張しましょう。
現状は一辺5ミリほどの三角っぽい穴になっています。
既製品はどの程度の穴になっているのか調べるために、隣町の百貨店の中にある
キャンプ用品売り場に出向いて、ノギスで測ってみました。結果、かなり小型の
縦横高さ10センチ前後のものでも、二次吸気口のサイズは8ミリ程度はある。

余談ですが、ノギスは通勤カバンに常時忍ばせてある。そんなに大きなものでは
なく、手のひらサイズというか、その気になればカードケースとかパスケースに
入るくらいのサイズ。大昔、秋葉原の秋月かどこかで100円くらいで買った、
プラスチック製のちゃちなもの。当然、精度もタカが知れています。でも、今回
のような用途には充分役立ってくれる。

話を戻して、穴の大きさがわかったので、早速拡張してみました。
とはいえ、いきなり大きな穴にする度胸もなく。ちょっとこの辺、へっぴり腰と
いう感じですが、それでも5ミリの穴を複数連結するような感じで、8ミリ弱の
穴をいくつか開けてみました。
ただ、まだ燃焼試験は行っていません。
次の週末あたり、またお天気が悪いらしいので、そこで燃焼試験ができるかなぁ。
 

タイトルRe^12: ウッドガスストーブ
記事No3630
投稿日: 2021/03/24(Wed) 01:03
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3621
> いう感じですが、それでも5ミリの穴を複数連結するような感じで、8ミリ弱の
> 穴をいくつか開けてみました。
> ただ、まだ燃焼試験は行っていません。

その後、何回か燃やしてみました。
以前は小さな穴から吹き出す加熱空気による二次燃焼が、あたかもガスコンロの
ような感じで、それなりに美しいと感じていたんですがね。穴を拡張してからは
太い燃焼炎になってしまい、なんというか、ちょっと下品。ただ、当初の目論見
通りというか、ファイヤーケトルを乗せたときの燃焼効率は向上した模様。
概ね炉内すりきり一杯弱、プラスアルファくらいの量の燃料で、2リットルの水
を沸騰まで持っていくことができます。燃料の材質にもよると思いますが。
まぁ、この辺は、微妙なニュアンス、というやつがあって。
すりきり一杯よりもちょっと少ないくらい、すなわち二次吸気孔よりも下までの
量ならきちんと二次燃焼するのですけど、それを超えると、もはや二次燃焼では
なく、単なる一次燃焼の焚き火になってしまいます。なので、ファイヤーケトル
を乗せたときは、その程度の量の燃料から燃焼を開始し、燃焼途中に概ね大さじ
数杯程度の燃料の追加を行うと、ちょうど2リットルが沸騰します。
次の機会には、最初から炉に燃料を山盛りにして、どれだけ湯温を上げられるか
試してみたいと思います。

ファイヤーケトルを運用して問題というか気がついた点として、2杯目というか
連続して湯を沸かすことがなかなか難しいということがあります。
どういうことかというと、ファイヤーケトルを乗せている間はよく燃えています。
そして、沸騰した湯を注ごうとファイヤーケトルを持ち上げると、炎が消える。
そのとき、煙がたくさん出るかほんの少し出るか、それとも煙はほとんど出ずに
炭火燃焼になるかは燃料の状態に左右されるようですが、とにかく、それまでの
盛んに燃えていた状況がウソのよう。
これは、ファイヤーケトルが乗っている間は煙突効果がよく効いているのだけど、
外すと煙突効果がなくなる、とか、外すことによって比較的低温の外気が大量に
流れ込んでくるから、といったあたりが原因だと思われます。
そして、そのとき炉に残っている燃料は、だいたい炉の容積の4割から6割ほど。
これだけ残っていると、空き容量に燃料を詰めて再点火、というのもなかなか。
う〜ん、もっと大きい実用炉を造れば解決する問題なのかなぁ。

その他に気づいたこと。
松ぼっくりなどの、ススの出やすい燃料を燃やした場合。
普通にウッドガスストーブ単体で燃やす際にはそれほど気にならないのですが、
ファイヤーケトルを乗せると、排気が収束するせいで、ずいぶんとススがが多い
ように感じられる。ススの総量はそんなに違わないと思うのですけどね。

あと、ファイヤーケトルとは直接関係ないのですが、燃え残り問題。

> まず、#3608でちょっと触れていますが、外筒の周りを断熱材で覆ってみました。
> 結果、炭の状態で残るものが減って灰になりきってくれるという意味では効率が
> 向上したといってもいいのでしょう。

とはいえ、以前のスプレー缶時代に比べると、どうしても燃え残りが多い。
思うに、スプレー缶のときは、単純な円筒だったし高さもあったので、燃焼終了
時、そこそこ煙突効果が働いて、底部の一次吸気孔から、それなりに吸気されて
燃えきってたのでしょう。でも、現在のバケツ炉だと、高さも少ないし、上部が
広い構造になっていることもあって、燃焼終了時の煙突効果が少ないのでしょう。
とりあえず、次回は、燃焼終了時にファイヤーケトルをぽんと乗っけて、少しは
煙突効果が働くか見てみたいと思います。
ま、気休め程度には効いてほしいかな。
 

タイトルRe^13: ウッドガスストーブ
記事No3668
投稿日: 2021/07/07(Wed) 00:09
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3630
このツリー、ルートは2018年なんですね。
発言数が少ない割には、息の長いツリーになりました。

> 次の機会には、最初から炉に燃料を山盛りにして、どれだけ湯温を上げられるか
> 試してみたいと思います。

これは試してみましたが、案の定、ただの一次燃焼に堕してしまい。
もうしない。
ちょっと面倒だけど、あとから燃料を追加するべき、ということがわかりました。

> とりあえず、次回は、燃焼終了時にファイヤーケトルをぽんと乗っけて、少しは
> 煙突効果が働くか見てみたいと思います。
> ま、気休め程度には効いてほしいかな。

気休めにもならない程度には効いているようなんですけどね。
明らかに燃え方が異なるから。
でもねぇ、う〜ん。



さて、そろそろ暑くなって来ましたので、火を焚くのが苦になってきました。
なので、先日の梅雨寒の日に、今シーズン最後のつもりで火を入れてみました。
今回の主燃料は、銀杏やひまわりの種の殻。
ちょうどペレット燃料のような感じで、二次燃焼口の下まで入れて点火。
結果、この材質の燃料がこの量だと、だいたい2リットルの水を2回沸騰させる
くらいの感じ。
でも実際には、一次燃焼の吸気がつまってしまい、なかなか思うようには行かず。
結果としては、2リットルの湯沸し1回目のときに、多少トップから燃料を追加
で投入してやると、ちょうどいい感じに沸騰。でも、2回目は残念ながら、沸騰
までは行かず。それでも、触るとやけどするくらいまでは沸きましたがね。
そして何より、炉の中に、灰だけでなく、燃料が多量に燃え残っていて。
うぅん、もったいない。

どうしたもんかなぁ。
 

タイトルRe^14: ウッドガスストーブ
記事No3756
投稿日: 2022/03/13(Sun) 23:20
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3668
> このツリー、ルートは2018年なんですね。
> 発言数が少ない割には、息の長いツリーになりました。

半年以上放置したツリーに新しくコメントをつけてみます。

この枝の根元としては#3467

> 手元にあった中では、1リットルぐらいかなぁ、小ぶりのペンキ缶。
> こいつがファイヤーケトルにぎりぎりぴったり。
> ということで、径がぴったりのペンキ缶を外缶に使うとして。
> こいつにとっかえひっかえいろいろな缶を組み合わせていたところ、100均で
> 買ってきたブリキのバケツ、こいつがいわゆるシンデレラフィット。

この炉をしばらく使っていたんですがね。
タイミングがうまく合わなかったのでしょう、今シーズンは5回ぐらいしか火を
入れていない。
昨シーズンからの累計でも、20回を前後といったところでしょうか。
ところが先日、内筒をよくよく見てみたら、熱で肉やせしたらしく、細かい穴が
多数。
具体的には、バケツの下部の方、最後の残滓が炭火でくすぶる部分が炭火の高熱
に耐えられなかったような感じ。やはり安物のブリキではダメか。
もはや手遅れですが、あわてて耐熱スプレーを内部外部両面に散布。
どうしようかな、もっと厚塗りすれば塗りつぶせる程度の細かい穴だらけなんだ
けど、さすがにペンキの力学的強度というのは高が知れているわけで、近日中の
崩壊をどれだけ予防というか引き伸ばすことができるやら。

なんだかんだいって、百均のブリキのバケツよりは空き缶のほうが強度は高いと
いう、ありきたりな結論になりそうです。
ただ、寸法はベストなんだよなぁ。なので、再び何軒も百均をめぐってみたけど、
もはや同じ商品はどこでも見かけず。もし万が一、再び入手できたら、そのとき
は最初から耐熱スプレーをばしばしかけてみたい、かな。
上記のとおり、最近はあまり使っていないから、何とか今シーズンは持ちこたえ
られそうだけど、来シーズンの早い時期には崩壊しそうだし、さて次はどうする
べぇかな。

あ、そうだ、燃料についてひとつ。
乾いたコーヒーかすはよく燃えます。
最近のお気に入りは、簡易ドリップコーヒーのフィルター1つに3回分くらいの
コーヒーかすを入れたもの。ほとんど完全に燃焼して、灰も残らない。
実験で試したのが、トイレットペーパーの芯に数回分のコーヒーかすを詰めて、
両側から簡易ドリップコーヒーのフィルターで栓をして、模造薪のようなものを
作ってみたのですがね。2〜3本作ってみましたが、これは失敗でした。
外側のほうはよく燃えるのですが、内部まで火が回らず、炭化したコーヒーかす
がそのまま燃え残るのですよ。
ま、理屈ではよく燃えるはずなんで、もっと大きな炉に投入するのなら、という
ような条件があるのでしょう。
 

タイトルRe^15: ウッドガスストーブ
記事No3793
投稿日: 2022/05/31(Tue) 12:33
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3756
今年もそろそろ焚き火シーズンも終わりでしょうか。
梅雨寒というのもあるので、あと1〜2回はいけるかな。
#3668によると、昨年は7月上旬まで焚いていたようです。

さて、最近は安定して、というか、いつも同じような燃焼具合を維持できるので
すっかり好奇心を刺激されなくなり、その結果なのでしょう、あまり燃焼実験を
しなくなりました。その分、実用として焚き火をすればいいのでしょうが、そこ
まで入れ込んではいません。
なので、#3756> タイミングがうまく合わなかったのでしょう、今シーズンは5回ぐらいしか火を
> 入れていない。
> 昨シーズンからの累計でも、20回を前後といったところでしょうか。

とありますが、その後の分を入れても、今シーズン単独で10回行ったかどうか。

問題なのは、実用に供するとなるとファイヤーケトルを使いたいのだけれども、
これを使うと煙が増える、という問題。
#3610で最初に触れていますね。
#3621の実験の結果、酸素供給の問題だとわかりました。
それで二次燃焼の吸気孔を大きくしてみたりしたのですがね。
ウッドガスストーブ単体と比べると、どうしても煙が多い。
ほんとにもうね、穴を大きくしたウッドガスストーブ、二次燃焼にまで持ち込む
までの時間も短いし、二次燃焼が始まればほやほやと煙も少なくきれいに燃えて
くれるのですがね。
ファイヤーケトル頂部からの排気速度を見ると、これはかなり速く、煙突効果が
よく効いていることがわかります。ただ、煙が多い。
これは#3630に書いたように、温度の低い吸気のせいなのでしょう。
これだけ排気が多いということは吸気量も多いわけで、酸素が少ないわけがない。
これを改善するためには、通常、二重構造になっているウッドガスストーブを、
さらに入れ子にして四重にして熱交換を充実させる、なんていう冗談のような案
もありますが、普通に考えるとやはり、縦の寸法を長くして吸気の際の熱交換の
経路を延ばすというのがいいような気がする。そうすれば他のメリットもあるし。
そして、縦寸法を伸ばすなら、安定を考えると横寸法も大きくしないと。
縦寸法だけでいうなら、せめて茶筒くらいはほしいかな。
でも、ちょっと径が細いか。
それよりも径が大きいとなると、粉ミルク缶か業務用の巨大食品缶か。
さもなくば一斗缶。
ただ、その辺で拾ってきた缶に、そんな都合のいいものがあるわけもなく。

またちょっと実験意欲を刺激されてきたけれど、これは素材入手次第というか、
ある意味で運次第。
そろそろ既製品に手を出す頃合かも。
 

タイトルRe^6: ウッドガスストーブ
記事No3472
投稿日: 2020/03/22(Sun) 18:49
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3462
> > > なので、まずは一番高さのあるUCCの瓶からチャレンジかなぁ。
> > チャレンジしてみました。
> 
> 外筒はこれを使っています。

この外筒、あっという間に粉々になりました。
5回くらいかなぁ、燃焼実験したのは。
以前使っていたジャムの瓶は、少なくとも30回以上、もしかしたら50回近く
の燃焼実験に耐えたんですけどね。
例えば、落下とか打撃とかの、機械的な強度はどちらも大差ないはず。
でも、温度の変動に対する耐性が、インスタントコーヒーの瓶は弱かった、と。
そういえば、今はどうなっているか知りませんが、かつては、瓶詰めのジャムは
工程の最後でビンごと過熱して殺菌していたのだとか。ということは、100度
程度までのゆっくりした温度変化には余裕で耐えられると思うけど、とはいえ、
燃焼で発生する数百度の温度に耐えられるように作られているとは思えない。
これは、瓶の厚さとかの問題なのかなぁ。
あるいは単なる偶然とか。
 

タイトル油の染み込んだ紙の燃焼
記事No3281
投稿日: 2019/04/18(Thu) 02:00
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3220
便宜上、ここにつけます。

自分で揚げ物を作ることはありません。
でも、既製品を買ってくることはあります。
買ってきたものを電子レンジで温める際、油が染み出してくるので、これを吸わ
せるために、下にキッチンペーパーを敷いています。これが、着火材にちょうど
具合がいいので、捨てずに保存して、ウッドガスストーブの燃焼実験の際に使用
していました。
ウッドガスストーブを作る前は、普通に捨てていたんですがね。
ここ数年のウッドガスストーブ実験のおかげで、そんなものでも保存する習慣が
すっかり身についてしまいまして。そのため、ウッドガスストーブが壊れたあと
も、ついつい保存してしまっていました。
でも、保存しておいても使う当てはない。ま、普通に捨てればいいんですがね。

この、油紙と言うにはべとべとした物体、ウッドガスストーブで普通に着火材と
して燃やすと、当然ながら燃え尽きてしまい、あとに残った灰は他の燃料の灰と
混ざってしまいます。揚げ物が続き、この紙がいくらかたまった際、この紙だけ
をウッドガスストーブで燃やしたことがあるのですが、油は燃え尽きてしまい、
残ったのは本当、ただの紙の灰だけ、といった感じでした。また、比較的多量の
キッチンペーパーを燃やしたせいか、自重で灰が粉々に砕けてしまっていました。
今回も、そのときのように、ちょっとたまってきてしまったのでね。
試しに、庭先の敷石の上で、ちょっと燃焼実験というか燃えているところを観察
してみようという気を起こしてしまい。何でそんな気を起こしたのかは不明。
ただ、どんな結果が得られるかは興味津々。
昔、屋内の灰皿の上で、メモ用紙か何かを1枚、燃やしたことがあるのですが、
そのときは、比較的原形を保ったまま、灰色の灰になった記憶があります。当然、
紙の質にもよるのでしょうが。
今回は、油が染み込んでいるので、それが結果に影響するのではないか、という
ことを想像していました。

さて、油のしみたキッチンペーパーを、自重で崩れないよう1枚だけ、燃やして
みました。
結果。
思ったよりも、油って燃えないということがわかりました。
まぁそうだよね。基本的に油って揮発しないと燃えにくいものだけど、食用油は
例えば天ぷらを揚げている最中、200度に近い温度になっても液体のままだし。
ライターの火とか自分自身が燃えている火だって、開放環境ではそれほどの高温
にはならないということなんでしょうね。
また、キッチンペーパーって吸収力で油を吸っているわけだけど、燃えた灰には
そこまでの吸収力はないみたい。そして、油自身が揮発しない、つまり燃えない
となった場合に何が起こるかというと、キッチンペーパーが灰になるにつれて、
灰では吸いきれない油分が、あたかも搾り出されるかのようににじみ出てくるの
です。まぁ、大した量ではないとはいえ、今回、燃焼させたところの下の敷石は、
にじみ出た油でちょっと汚れてしまいました。
また、残った灰も、灰色というよりは黒といったほうがいいような感じの色。
成分の分析はできませんが、なんとなく、油の燃えた煤が染み付いているような
感じです。

まぁ、何事も、やってみなくちゃわからない、というのはありますがね。
思っていたよりも、断熱の効いたウッドガスストーブって燃焼効率が高いんだな、
というような感じでした。
 

タイトルRe: 油の染み込んだ紙の燃焼
記事No3282
投稿日: 2019/04/19(Fri) 21:44
投稿者1B/note
レス元3281
油によっては火を近づけても燃えませんからね〜。
食用油もそうですが軽油とかも。
ディーゼルエンジンに点火プラグが無い理由が解ると思います。

タイトルRe^2: 油の染み込んだ紙の燃焼
記事No3283
投稿日: 2019/04/22(Mon) 01:35
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3282
ディーゼルエンジンて、原理的に断熱圧縮ですよね。
紙の燃焼の場合は圧縮はしませんが、断熱のない開放環境でこんなに燃えないとは
思わなかった。

そういえば、ディーゼルって、カルノーサイクルだかなんだかに近いから効率が
高いって、中学の技術だったか、高校か大学の物理で聞いたような気がする。
効率が高いってことは燃費がいいってことだと思うけど、そしていろんな燃料で
動いているようだけど、ガソリンで動くディーゼルエンジンて少ない気がする。
ガソリンの場合、燃費のよさを帳消しにするほどのデメリットがあるのかな。
 

タイトルRe^3: 油の染み込んだ紙の燃焼
記事No3286
投稿日: 2019/04/23(Tue) 21:33
投稿者1B/note
レス元3283
ガソリンで動くディーゼルエンジンってあるんですか?
さすがにこれは知りませんでした。
燃料の特性から無いと思ってた…

燃料の特性として軽油は火を近づけても燃えません。
ところが熱したフライパンに垂らすと燃えます。
ガソリンは逆で熱したフライパンに垂らしても燃えずに蒸発するだけです。
ディーゼルエンジンに点火プラグが無くプレヒートがあるのはこの特性からの筈なんですが。
なので点火プラグの無いディーゼルはガソリンを爆発させられないと思ってました。

タイトルRe^4: 油の染み込んだ紙の燃焼
記事No3288
投稿日: 2019/04/24(Wed) 02:05
投稿者としき@家主
参照先http://toshiki.la.coocan.jp/
レス元3286
> ガソリンで動くディーゼルエンジンってあるんですか?

ないんですか?
となると、私の元発言を引用すると

> ガソリンで動くディーゼルエンジンて少ない気がする。

確かに、答えが「ゼロ」なら、それは「少ない」には含まれるかもしれないけど。
日本語的には正しくない気がする。


> 燃料の特性から無いと思ってた…

私はあると思っていたのですよ。
なぜそう思ったかというと、かつて、ガスで動くディーゼルエンジンがある、と
聞いたこと。いつ聞いたかは覚えていませんが、石油の値段の高かった時代だった
ことは間違いない。リーマンショック以前か、第2次オイルショックのころか。
そのガスが、天然ガスか石油ガスか、メタンやブタンのような単一組成か、と
いったことは全くわからないのですがね。
そして、ガスで動いて軽油や重油でも動くのなら、当然ガソリンでも動くはずと
思い込んだのです。

当然、そもそもの出発点で間違いがあった可能性は高いです。