実家の庭にも自然薯は生えています。
実家の庭は自宅とは違い、いろんな植物が繁茂しているので、自然薯を掘ること
は昔からあきらめていました。ところが今年、たまたま周辺に何もないところに
生えているのを1本見つけてしまったので、初めて実家で自然薯を掘ることにし
ました。
掘る前から予想はしていたのですが、自宅に比べて実家の庭は、やはり他の植物
の根が絡み合っていますね。それと、実家は家を建てた際に、関東ロームの表土
の上に、どこかから運んできた黒い土(たぶん山土)を敷いたのです。なので、
この部分はやわらかくて簡単に掘り進められました。でも、その下のローム層は
なかなか手ごわい。これは自宅の土と同じはずなんですけどね。
現状、表土部分までしか掘り進められていないのですが、少しばかりでも今後の
役に立てられないかということで、今までやったことのないことをしてみました。
何かというと、ネットでの検索。
そこではじめて知ったのが、自然薯収穫用の道具が存在するということ。へ〜。
ベテランの域に達した方々は、それぞれ手製の専用の道具をお使いの模様。
そうでなくて、一般に売っている道具でも、私が知らないようなものをいろいろ
活用していらっしゃる。
たとえば、一般的な名称がよくわからないのですが、普通の鍬って、柄に対して
刃は直角ぐらいに曲がっていますよね。そうではなくて、柄の先にまっすぐ刃が
ついた道具を使って、他の植物の根を切りつつ、深いところの土を突きほぐす。
そして、やわらかくなったところで、ポストホールディガーで掘り上げる。この
ポストホールディガーも、道路工事で使っているのを見たことはあるのですが、
名称は今回はじめて知りました。
それから、ベテランの人でも、いやむしろ、ベテランの人のほうが、というべき
かもしれませんが、傷をつけないように、時々穴に手を突っ込んで直接探ったり
とかするそうな。そういう文章を読んだり写真を見たりしていて思いついたのが、
たとえば水圧で掘削するってできないのかな、ということ。土の固さによっては、
芋には傷をつけずに土は除去できる水圧に調整することは可能なような気がする。
もちろん、野山に高水圧装置を持っていくことはできないと思うけど、自宅の庭
ぐらいであればもしかしたら何とか。もちろん、水は低きに流れるので、自然に
任せればすぐに穴の中は水でいっぱい。だから、排水ポンプも必須になりそう。
う〜ん、なんとなく、歯医者のイメージかも。
とりあえず、うまくいかないことを証明するために、この水圧掘削法を、近日、
自宅で試してみることにします。洗車用の高水圧装置ぐらいなら簡単に調達でき
そうだけど、そこまではせず、とりあえずは既存で自宅にある、一般のホースに
取り付ける散水用のノズルのジェットで試してみる予定。そして、排水用として、
灯油用の手動ポンプを100円ショップで買ってきました。何やってるんだか。
それと、今日、近所のホームセンターで奮発してしまいました。
ポストホールディガーを買ってしまったのです。約4000円。
きっと私、何かに取り付かれているのでしょう。
余談その1。
うちの母親が昔、会社勤めをしていたときのこと。
八王子にお住まいの同僚の旦那さん、休みになるといつも、山の中に自然薯掘り
に行ってしまっていたそうで、家のことを何もしない、と怒っていたそうな。
あぁ、何か心が痛いかも。
余談その2。
ポストホールディガーを買おうと、今日、ご近所のホームセンターめぐりをして
いたのですが、購入したのとは別の店で見かけたのが、大きなプランターに青々
と茂る何か。近づいてよく見たらジャガイモ。
看板には、9月17日に植えた秋植えジャガイモと明記。
霜の降りる前に収穫、って看板に書いてあるけど、ここ数日で霜が降りているの
ではないかなぁ。昨日の朝、自宅近所の畑で霜柱を見たような気がする。
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