[リストへもどる]

一括表示

▼ 株投資 - としき@家主 2005/10/26 21:39 No.514
  ┣Re: 株投資 - 文太 2005/10/28 01:49 No.515
  ┃┗Re^2: 株投資 - としき@家主 2005/10/28 13:52 No.516
  ┃ ┗Re^3: 株投資 - 文太 2005/10/31 01:02 No.517
  ┃  ┗Re^4: 株投資 - としき@家主 2005/10/31 22:32 No.518
  ┃   ┗Re^5: 株投資 - 文太 2005/11/01 17:56 No.519
  ┃    ┗Re^6: 株投資 - としき@家主 2005/11/01 22:40 No.521
  ┗Re: 株投資 - としき@家主 2005/11/04 10:13 No.522
   ┗Re^2: 株投資 - としき@家主 2005/12/02 00:18 No.540
    ┗Re^3: 株投資 - としき@家主 2005/12/13 21:26 No.550
     ┗Re^4: 株投資 - としき@家主 2005/12/16 21:16 No.551
タイトル株投資
記事No514
投稿日: 2005/10/26(Wed) 21:39
投稿者としき@家主
参照先http://www.hinocatv.ne.jp/~toshiki/
最近、デイトレーダーなんていうのが流行ですが。
うちの弟も、流行に乗って株に手を出して、ほんの数週間で1割ぐらい損したと
か。8月頃の株価上昇局面でどうやって損できるのか不思議なのですが。

私自身は、数年前から株投資に手を出しています。
ま、あんまりもうかってはいませんな。
資産価値で言えば、投資額に対して、数年間で1割ぐらい増えているかな、とい
う程度。それも、今ここで売れば、の話で、売らなければ利益を顕在化させるこ
ともできません。が、実は私、株を買ったことは10回近くありますが、売った
ことはたった1回しかありません。では、何が狙いかというと、配当金です。だ
から、株取引ではなく、株投資なのです。

私の経験から言って、株投資の秘訣はただ一言。「安く買う!」
普通は「安く買って高く売る」なんですが、高くなったタイミングを見張ってい
るなんてこと、普通の勤め人である私にはできません。そういうのはデイトレー
ダーな方々にお任せしましょう。
ま、気がついた時に株価をみて、もし持っていた株が大幅に値上がりしていたら
ラッキー、ぐらいに思っていた方が心安らかでいられるかと。

タイトルRe: 株投資
記事No515
投稿日: 2005/10/28(Fri) 01:49
投稿者文太
レス元514
としきさん

 そうですね、資本主義経済の根本に株式投資というものがあり、キューバ人の
ような根性も楽天性もない僕なので、  配当金とかちゃんぽんタダ券目当てなら
(長崎チャンポンを食べながら、リンガーハット株について考えたことがある)、
ま、それなりに人生にメリハリをつけてくれそうでもあるから、それほどネガテ
ィブに語ったりはしません。 でも、ほら c.mos さんの例もあるし、ほんとくれ
ぐれも気をつけてね。僕は近い人で二人、ま、それなりのダメージをこうむった
人を知っているので、原理についての考え方はともかく、僕個人はちょっとね、
ですけれど。

 こんなどうでもいいことを書こうと思ったのは、今日、電車の中で株シュミレ
ーション・ゲームのルール解説に没頭している高校生をみたから。もしかしたら
あれはゲームではないのかもしれない。そして吊り広告には、例のヒルズな3人。
僕が何を考えても、これから再びバブリーな庶民株参加時代を迎えるのでしょう。
何せTBSや阪神や楽天ですから、彼らは文化的ヒーローです。ロールモデルに
もなるのだろう。そして間違いなく階級・階層分離社会時代を迎える(格差拡大
のことね。)
 ただ、(前もって爆)ヤフオクから目を離せないにしろ、キーボードオタクの
僕としては、物を造るってのがどういうことなのかやっぱ出発点におきたいな、
と思ってます。額に汗して、みたいな原始人なんですね。知ってると思うけど。
(自分の子供には、あれだけは手を出してはいけない、と遺言するような気がす
る。)

 地下水脈のことから、侍ジャイアンツのような「腹の中から」という昔話を思
い出したのもあって、これを書きました。いや、あれは外部を創出し、最終的に
外の可能性を抹殺するシステムなので、腹の中には、僕は入れません。(通じな
いだろうな。)マトリックス、みたいなものです、僕の個人的イメージは。

タイトルRe^2: 株投資
記事No516
投稿日: 2005/10/28(Fri) 13:52
投稿者としき@家主
参照先http://www.hinocatv.ne.jp/~toshiki/
レス元515
> ィブに語ったりはしません。 でも、ほら c.mos さんの例もあるし、ほんとくれ
> ぐれも気をつけてね。僕は近い人で二人、ま、それなりのダメージをこうむった
> 人を知っているので、原理についての考え方はともかく、僕個人はちょっとね、

それなりにリスクのある投資行動ですからね。
でも、真面目な資産運用の教科書を見ると、総資産の3分の1か4分の1はある
程度リスクのある方法に振り向けろと書いてある。これは、最近のものでも、バ
ブルのはるか以前の時代のものでも、バブル全盛の時のある程度しっかりした本
でも、さらにはバブルのはじけた後の時代のものでも同じような記載があるので、
ある程度はその筋の人達から支持されている方法のようです。
確か、北杜夫だったと思うけど、エッセイに書いてあったのが、躁病のときに株
に手を出して損を出したら、その方面が専門の知人から、遊ぶ金として完全に家
計から切り離した資金を用意して、その範囲内で取引するようにアドバイスされ
たとか。これなんかも、基本的な考え方は上記と同じでしょうね。つまり、彼が
賞をもらって小説が売れていた全盛期っていうと私が生まれる前だと思いますが、
その当時には既にそういう考え方があったという事で。
もう一つ、そのエッセイで紹介されていたのが、株というのは売っても買っても
手数料をとられて株屋を儲けさせるだけだから、ちょっと上がったからといって
すぐ売ってはいけないとアドバイスされたとのこと。ところが、最近読んだある
雑誌の記事、筆者はどこかの大学の経済学の教授ですが、学問の世界に転じるま
では、証券会社かどこかで、トレーダーというのかな、取引の第一線で20年か
30年ぐらい活躍されていたそうで。この方の経験でも、売買の回数が増えると、
1回あたりの利益率というのがてきめんに低下して行ったとか。プロでさえそう
なんですから、素人はなおのこと、一度買ったらその株を後生大事に持ち続ける
べきではないかと思うわけです。もちろん、倒産するような会社では困るわけで
すから、最初に会社を選ぶ時にはそれなりに勉強はするべきでしょうが。

ただ、最初に書いたリスクの話に戻ると、リスクの評価ということについては、
かなり個々人に差異があって。株なんかよりもはるかにハイリスク・ハイリター
ンな商品先物取引なんかに手を出してスッカラカンになる人もいたりするわけで
す。あるいは、最近では郵便局でも投資信託なんてものを扱っているけど、これ
も株よりはリスクが低いことが多いとは言え、元本保証ではありませんし。
そうね、基本的には、元本保証のある預貯金の金利との差で判断するものなので
しょうね。私の場合も、預金金利が5%を越えていたら、多分、株には手を出さ
なかったと思います。


> と思ってます。額に汗して、みたいな原始人なんですね。知ってると思うけど。

あえて現実を無視して理想を語ると、株式というのは、資本というリソースの、
供給可能な人から必要としている人への円滑かつ効率的な移動の一手段にすぎま
せん。つまり、本当に世の中の役に立ちたいと願って何かを作ろうと思った人が
いて、でもお金が無いと原料も買えない、道具も買えない、だから額に汗するこ
ともできない、というような時に、株式発行というのは大きな威力を発揮する可
能性があるわけです。
で、甘っちょろいかもしれませんが、私もそういう理想主義のかけらは持ってい
るわけで、だから、私は金融とか証券といった会社の株を持とうとは思いません。
単に偏見なだけというのは頭ではわかっているんですけどね。だって、そういう
会社だって、運輸とか通信と同じで、需要と供給に応じて、ある場所からある場
所へ何かを動かす、ということしか行っていないわけですから。その何かが単に
お金であるというだけで差別するのはちょっとかわいそうかも。


> (自分の子供には、あれだけは手を出してはいけない、と遺言するような気がす

どっかに書いたような記憶もありますが、私は父の遺言で、国債にだけは手を出
さないことにしています。


>  地下水脈のことから、侍ジャイアンツのような「腹の中から」という昔話を思
> い出したのもあって、これを書きました。いや、あれは外部を創出し、最終的に
> 外の可能性を抹殺するシステムなので、腹の中には、僕は入れません。(通じな
> いだろうな。)マトリックス、みたいなものです、僕の個人的イメージは。

え〜と、よくわかりません。獅子身中の虫、というのとは違いますよね。
よく、漫画やアニメなんかでは、なんかの体の中に入って、中からその大きな相
手を操る、なんてシーンもあったりしますが。

関係ありませんが、昔、公害問題が大きかった頃だったっけかな、一株株主なん
て市民運動があったような気もしたけど。また、欧州風の社民主義っていうのは、
ストックオプションではないけど、従業員が株主になって、会社が発展すれば従
業員は配当という形でも収入が増える、というのがひとつの理想の形態だったん
ではなかったっけか。もう忘れてしまった。
 

タイトルRe^3: 株投資
記事No517
投稿日: 2005/10/31(Mon) 01:02
投稿者文太
レス元516
あ、それそれ、と思ったけど、2あたりを見ると、ちょっと違うかな。

http://www.geocities.jp/tomomi965/kotowaza05/index.html
> 1.獅子の体内にいる虫が、その寄生している獅子の肉を食って、終(つい)
> には倒してしまうということ。
> 2.仏徒でありながら仏教に害を為す者のこと。転じて、味方でありながら内
> 部から禍(わざわい)を齎(もたら)すこと。恩を受けた者に仇(あだ)で報い
> ること。
>  類:●人は近親によってのみ裏切られる

 『侍ジャイアンツ』では、ばんばばん(漢字忘却)はアンチ・ジャイアンツな
わけです。でも、V9時代のジャイアンツの川上さんに乞われて(?)、鯨の腹
の中から鯨をやっつけてやるというノリで、ばんば君はジャイアンツに入団する。
で、ミイラとりがミイラに…。最後の部分はおいておいて、資本主義にアッカン
ベーをする方法として株ではどう? というのが、確かとしきさんの大昔の提案
というか、一つのアイディアだったのです。僕はたぶんこれにはレスしなかった
と思うけど、うーむ、とだけ思った。

>  地下水脈のことから、侍ジャイアンツのような「腹の中から」という昔話を思
> い出したのもあって、これを書きました。いや、あれは外部を創出し、最終的に
> 外の可能性を抹殺するシステムなので、腹の中には、僕は入れません。(通じな
> いだろうな。)マトリックス、みたいなものです、僕の個人的イメージは。

 これで、最初の一文がある程度繋がりましたでしょうか。で、2文目は、ひど
い。ちょっと補足説明をさせていただくと、アカの恐怖というのがアメリカ人に
はとり憑いている。で、これをクールにみると、アカないしソヴィエト連邦はア
メリカ資本主義が創出したと考える視点も、冷戦構造を考えるとき、僕はある程
度有効だと思っています。ひどい外部であり、外部とはそれだけだ、と。ソヴィ
エト以外の外はないのだよ、と。でも、こっちがよくて、あっちはひどいという
発想は、もうちょいましな外(違ったあり方)についての想像力を麻痺させるた
めのシナリオだったのではなかったか、ということです。
 ま、あんまり株式とは関係のない話なんですけどね。

 国債。買ったことないけど、これが親の時代の高度経済成長と5%の利息を保
証した制度みたいですね。うちの母親はたぶんいまだに買ってるみたい。としき
さんの親父さんの遺言は、すごく深そうだなぁ、と思いました。

タイトルRe^4: 株投資
記事No518
投稿日: 2005/10/31(Mon) 22:32
投稿者としき@家主
参照先http://www.hinocatv.ne.jp/~toshiki/
レス元517
> で、ミイラとりがミイラに…。最後の部分はおいておいて、資本主義にアッカン
> ベーをする方法として株ではどう? というのが、確かとしきさんの大昔の提案
> というか、一つのアイディアだったのです。僕はたぶんこれにはレスしなかった
> と思うけど、うーむ、とだけ思った。

あ、そういえばそういう事もあったっけ。
株主総会っていうのも、最後は多数決(すなわち、金)なんですが、たとえ自分
の持分は少なくても、企画力とか説得力とかプレゼンテーション能力があれば、
うまくすれば他の多数を丸め込んで、という可能性はあるんですよね。あまり現
実的ではありませんが。でも、カリフォルニアの職員年金組合だったかな、もの
言う株主として各社の経営にコミットしようとしているらしいので、完全に絵空
事と無視するにはもったいない方法だと思っております。

>  国債。買ったことないけど、これが親の時代の高度経済成長と5%の利息を保
> 証した制度みたいですね。うちの母親はたぶんいまだに買ってるみたい。としき
> さんの親父さんの遺言は、すごく深そうだなぁ、と思いました。

でも、なんで私の父親がそんなに国債を嫌っていたのか、その理由がわからない。
昭和11年生まれなので、戦争で国債が紙切れになった、という体験は直接には
していないはず。自分の親とかその世代で、そういう経験のある人を見ているの
かなぁ。
母に聞いてもそういう話はないようだし、というより、母に対しては特にその手
の話は何も言い残していなかったそうで。なので、うちの母も直接に国債は買っ
ていませんが、投資信託というのかな、中期国債ファンドとやらに多少のお金を
入れているようです。私自身は逆に、中期国債ファンドすら遠慮しています。ち
ょっと極端かな。
株に関しては、父は余剰資金がなかったということと、客観的なリスク判断に基
づいて手を出していなかっただけという感じで、国債のように頭から嫌っている
という風なことはありませんでした。ごく稀にではありますが、子供の頃、夕食
の時の話題とかで株主優待の話とかも自然に出ましたし。

ひとつだけ瞹昧な点があって。
国債って、発行しているのは日本だけではないのですよね。で、そういう外国の
国債も含めて、国債一般のことを指して「手を出すな」といったのか、それとも
日本の国債のことだけなのか。父と国債の話を交したのは私が小学生か中学生の
時なもので、その前後の話の流れでは日本の国債のことしか話していなかったの
ですが、さて。
 

タイトルRe^5: 株投資
記事No519
投稿日: 2005/11/01(Tue) 17:56
投稿者文太
レス元518
としきさん、じつに部分的ですが。

> でも、なんで私の父親がそんなに国債を嫌っていたのか、その理由がわからない。
> 昭和11年生まれなので、戦争で国債が紙切れになった、という体験は直接には
> していないはず。自分の親とかその世代で、そういう経験のある人を見ているの
> かなぁ。

 僕はもっと深いのだろうと想像していましたが、現実的なラインとしては最後
の「親の世代」とかがありそうにも思えます。下を見ると、やっぱりもっと深そ
うですが。
 うちの母の親父は戦前・戦中に小金持ちになったそうです。土建屋だったらし
いですが。今でも地名に名前が残ってるくらいに。でも、株でぜーんぶなくなっ
たそうで、それで母の貴族趣味とある種の堅物性が説明されるようです。そうい
う人は珍しくはなかったのじゃないですかね。

> 国債って、発行しているのは日本だけではないのですよね。

 間違いなく、ほとんどどの国も発行しているはずです。アメリカ国債を日本が
大量に買っているのは間違いがない話。(村上龍のメール・ニュースで、郵政民
営化がらみで経済学者がいっぱい色んな事を言っていた。)でも、リサーチして
いないので、一般庶民が買えるのかどうかは分かりませんけれど。

 そういえば、僕には citibank でドル立て貯金して、4、5万すった過去があ
りました。別に投機目的でなく、アメリカ行く前に何かの理由があってドル立て
にした。  で、アメリカにいるあいだは、どっちがどうだかよく分からないけど
(経済はほんと駄目)、100万が紙の上で106万くらいまでいったようでし
た。でも、帰国後、とにかく有り金を集めなければならなくなったときに円に変
えたら、95万くらいになってた。窓口で、「もう少しお待ちになられては」と
恐縮されたけど、とにかくその100万(正確には95万)がぜったい必要だっ
たので、ケッとか思いながら下ろしました。うーん、とにかくギャンブルの要素
のあるものはとにかく駄目なんだなぁ。いや、あれもイラク戦争のせいだ。そう
に違いない。ガソリンはあがる、ガスはあがる、電気もあがる、消費税もあがる、
ろくなこたぁないなぁ(何か、つっこまれそう。嫌な予感)。

 でも、原理はともかく、お金のかからない生活、お金をいっぱい稼がなくても
いい生活、が理想。ま、現実的には、どうにかなるだけの生活のためにいっぱい
働かなければならず、やれやれ。

タイトルRe^6: 株投資
記事No521
投稿日: 2005/11/01(Tue) 22:40
投稿者としき@家主
参照先http://www.hinocatv.ne.jp/~toshiki/
レス元519
>  そういえば、僕には citibank でドル立て貯金して、4、5万すった過去があ

ちょっとした海外旅行でも、為替レートの変動幅が大きいと、儲かったり損した
りしますよね。ま、解約手数料くらいに考えておかないと。

> ろくなこたぁないなぁ(何か、つっこまれそう。嫌な予感)。

文太さんのお考えは大体のところはわかっているつもりなんでね。
私はいまさらつっこみませんよ。他の人からのつっこみはあるかもしれないけど。
 

タイトルRe: 株投資
記事No522
投稿日: 2005/11/04(Fri) 10:13
投稿者としき@家主
参照先http://www.hinocatv.ne.jp/~toshiki/
レス元514
> 私の経験から言って、株投資の秘訣はただ一言。「安く買う!」

ところで、一口に「安く買う」といっても、いろんな安さがあります。
例えば、最近話題の、企業の買収問題。あれも、持っている放送番組の著作権や
不動産などの、いわゆる資産に対して株価が安いと判断した人達が買い集めてい
るわけです。その他、企業の利益を始め、いろいろな物を分子や分母にする指標
があって、それぞれ業界平均だの日本企業全体だのの平均に対して割安だ割高だ、
と言われるわけです。が、そういうのって、要は株価がその平均値に対して近づ
くはずだから、今の安いうちに買っておいて、高くなったら売りましょう、とい
う目的で作られているわけです。
なので、「高く売る」という目的のない私のような人間には全く役に立ちません。
でも、私のような人間にも役に立つ、非常にわかりやすい指標がひとつあります。
それが「配当利回り」というものです。

わかりやすいところで、NTT株を使いましょうか。
確か、あそこは、1年間で1株あたり6000円の配当がつきます。
とすると、株価が60万円だとすると、配当利回りは年率1%となります。
これは、定期預金を始めいろいろな預貯金と比べることが容易です。そして、少
なくとも普通預金に比べれば破格の高利回りであることもわかると思います。も
ちろん、他の企業との比較も容易なわけです。

さて、60万円で買った株が50万円に下がったとします。
これは、資産価値の低下を意味します。すなわち、貧乏に一歩近づいた、という
気になります。でも、もし仮に配当金の金額が変わらないとすると、自分の払っ
た60万円は払い込み済なわけで変化がないわけですから、60万円に対して年
間6000円、という関係は一定なわけです。そして、株を売らない限り損失は
表面化しません。これがいわゆる、含み損というやつです。例えて言うと、定期
預金を変な時期に解約しようとしたら解約手数料が元本の2割も取られるから解
約するのをやめよう、というような感じかな。
あるいは、本当に配当が変わらないのであれば、もう一つ株を買うという手もあ
ります。この場合は、50万円に対して6000円となるので、配当利回りは年
1.2%となります。

問題は、株価の下落要因が利益の減少などにあった場合。この場合、配当が下が
る可能性もあります。場合によっては、無配と言って、配当が0になるかもしれ
ない。こうなると、損を覚悟で株を売るか、再び値上がりするまで待つか、とい
う選択を迫られます。さらに利益が減少して、会社が倒産してしまえば、株なん
てただの紙切れになってしまうわけですし。
そういう会社の株をつかまないようにするには、配当利回り以外のいろいろな指
標を読んで勉強するしかないのですが、なかなか難しいかもしれません。
 

タイトルRe^2: 株投資
記事No540
投稿日: 2005/12/02(Fri) 00:18
投稿者としき@家主
参照先http://www.hinocatv.ne.jp/~toshiki/
レス元522
直接の配当金以外にも、会社によっては株主優待とかがあって、そういうのを金
額に換算すると結構な額になる場合もあります。食品関係・外食産業とか運輸関
係、それから遊園地関係の会社とかに多いような気もします。
そういうのを除いて、純粋に配当利回りだけで考えても年1%を越える会社はわ
りとゴロゴロありますし、年2%を越える会社だっていくつかはあるでしょう。

で、どの会社の株を買うかは決まった、ではいつ買うか、と言うところで必要に
なるのがチャートというものです。例えば、向こう数日間をみると高くなりそう、
というのであれば、今日中に急いで買った方がいいですし、逆に安くなりそうで
あれば2〜3日待ってみるというのがいいわけです。そういうのが、株価チャー
トというもので少しはわかるのです。もちろん、完全に予測があたるものでもあ
りませんが、大体の傾向はつかめるものです。びっくりしたことに、世の中には、
このチャートだけを頼りに、他の指標はほとんど無視して株取引をして儲けてい
る人もいくらかはいるようなのです。ほんとかいな。

チャートについては、いろいろな本が出ていますので、そういうので勉強するの
がいいでしょう。図書館にも少しは置いてあるかもしれませんし、本屋で何冊か
立ち読みして選んでもいいでしょう。
 

タイトルRe^3: 株投資
記事No550
投稿日: 2005/12/13(Tue) 21:26
投稿者としき@家主
参照先http://www.hinocatv.ne.jp/~toshiki/
レス元540
なんだかんだ言っても、安い時に仕入れる必要がある、という点では、その他の
商品と何ら変わらないわけです。なので、ある程度商才のある人もいる反面、全
くその手のことは不得手という人もいると思います。そういう人にも、投資信託
という金融商品なら手が出しやすいかもしれません。

これは、広く世間様からお金を集め、ファンドマネージャーと呼ばれる人が出資
者に代わってそのお金を運用し、利益は配当という形で出資者に還元するという
ものです。運用対象も株だけにとどまらず、債券とか外貨、その他いろいろなも
のを対象にしたものがあります。株を対象としたものでも、そのファンドの方針
でいろいろなものがあります。

●日本株だけのもの
●海外株を対象にしたもの
 ・地域限定(アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オセアニア等)
 ・世界が対象(グローバル)
  →日本を含む/日本を含まない
●株価が上昇しそうな銘柄が中心
●配当金が高そうな銘柄のみ
●特定テーマ
 ・コンピュータ関連、バイオ関連、エネルギー関連、環境関連銘柄

いろいろと妙なファンドや危なそうなファンドもありますから、探せばきっと、
反米ファンドとか反イスラエルファンド、反イスラムファンドなんていうのもあ
るかもしれません。

ちなみに、ファンドマネージャーとして有名なのが、アメリカだとバフェットさ
ん、日本だと村上某あたりでしょうか。
  

タイトルRe^4: 株投資
記事No551
投稿日: 2005/12/16(Fri) 21:16
投稿者としき@家主
参照先http://www.hinocatv.ne.jp/~toshiki/
レス元550
私の同級生に田中君というのがいました。
かなり優秀なヤツでした。少なくとも私よりは優秀。
誕生日は1日違いで彼の方が後から生まれたのですが、確か私は母子手帳による
と22時50分ぐらいに生まれたと書いてあったような気がするので、私の生ま
れるのがあと1時間半も遅ければ同じ日に生まれた事になったはず。
学生時代はバリバリの理系。レーダーかなにかのことを勉強していました。
スミスチャートがどうとか、というようなことを言っていたので、その筋の人で
あれば彼がどういう方面の人間かわかると思います。
夢は、特許を扱う弁理士になること。素直に国家試験に受かればなれるものらし
いのですが、特許庁に何年間か勤めると試験免除になるそうです。これを聞いた
彼は、就職活動にあたって、国家公務員一種試験だったかな、軽く受かってしま
ったとか落ちたとか、どっかの大手企業への学校推薦が取り付けられたとか、い
ろいろな話があったのですが、私自身がよく覚えていない。なにせ、もう20年
近く前のことだからねぇ。
でも、結局彼が就職したのは、ごく小さな特許事務所。
これを聞いて、彼を知る多くの人が、彼の能力からすればとてももったいないと
感じたのですが、でも、それだけ彼の思いの強さというか夢にかける情熱を知ら
される事になりました。
就職後も、真面目に特許関連の仕事をしつつ、いつ勉強していたのか知らないけ
ど、ほとんど余技のような感じで行政書士の資格を取ったりしていました。それ
もまた、優秀な人間なればこそ、といったところでしょうか。

彼が就職したのはバブル真っ盛りの頃です。
就職してから2〜3年後ぐらいかな、バブルがはじけた頃からだと思いますが、
彼は株取引に手を染めました。そして、平均株価の下降局面であっても、個別銘
柄の選別眼に長けていたのでしょう、損をすることはたまにあるとは言っていま
したが、全体的にはかなり儲けていたようです。
何年前だったかな、私もやっと少しまとまった金ができて、投資というものを始
めてみようかどうしようか考えていた頃だから7〜8年ぐらい前かな。もうちょ
っと前かもしれない。彼に相談を持ちかけてみたのですよ。私もいきなり株取引
に手を出すのは恐かったので、投資信託はどんなもんだろうか、と。
彼の答えは、個別株式の方がいい、というものでした。根拠は、彼自身がそれで
儲けているから、ということ。
投資信託というのは、株で言えば多数の銘柄をまとめて運用しているようなもの
です。なので、それら構成要素である個別銘柄の動きが平均化されるため、リス
クも少なくなる代わりに利益も減ってしまうのです。そして、彼自身は複数の個
別銘柄の取引で、当時の平均的な投資信託よりも高い利益率をあげていたという
のですから大した物です。こういう人がファンドマネージャーをやっている投資
信託であれば、安心してお金を託せるのでしょうが。

その後、彼は、投資関係の資格らしいのですが、フィナンシャルプランナーと言
ったかな、そういったものを取るんだ、と言って頑張っていましたが、結局その
資格を手にする事ができたかどうかは知りません。しばらく連絡が途絶えていた
のですが、次に消息を聞いた時には驚きました。それは、彼が交通事故で死んで
もうすぐ半年になる、というものだったからです。それが今から約3年前。

彼が大学を卒業し、就職してから亡くなるまでに約10年。
特許事務所というところがどの程度給料がいいのかは知りませんが、就職した時
はちょうどバブル真っ只なので、少なくとも最初の数年間は銀行・証券といった
業種よりは安かったはずです。でも、彼自身は質素というかあまり贅沢もせず、
車も持たず(というか、免許も持っていなかったはず)、結婚もせず、でもそれ
なりに幸せにお金を増やしていたのでしょう。大卒男子10年間の収入が三千万
と仮定し、支出を差し引いて、残りを増やしていたとすると、遺産は少なくとも
三千万や五千万はあったはず。もしそれが五億であっても全然不思議はありませ
ん。彼はそういうヤツだったのです。