> ただ、この人の他の作品は、とりあえずまとまってはいると思うのですよ。
『エスパイ』はテンポ良く読めるし娯楽作品として中々の出来だと思います。
一方で『一宇宙人の見た太平洋戦争』はあまりにもカスでした。
こんなので原稿料貰えるのが凄い(笑)。一応、文明や社会の考察らしいですが。
なので『果てしなき流れの果てに』もそうですが難しい事が書けない人なんじゃないかと(^^;
> でも、確かに、かつては多かったのは認めますけど、今でも多いのですか?
好んでSF読む人は区別できてると思うけど世間一般は区別してないと思います。
STAR WARSがSFかと言われたら……私はスペースオペラと思うんですけどねぇ(^^;
対してR.A.Heinleinの『生命線』はSFらしいSFですね。
これがデビュー作なんだからさすが巨匠と呼ばれただけの事はあります。
本人曰く「何でもっと早く(SFの事を)教えてくれなかったんだ」とか何とか(^^;
SFで思い出したけど宗教団体の幸福の科学は宇宙人の事を言ってますね。
これは面白いと思いました。
地球以外の星で発達した文明を持つ種族がいるとしたら…
当然、その種族の宗教もある筈なんですよね。
で、旧約聖書が言う様に神が「全宇宙」を創造したとしたら…
地球の宗教と他の星文明の宗教の整合性が問われる事になる筈です。
世間一般的にはridiculousでしょうがちょっと考えると実は当たり前の事なんですね。
D. Brinの知性化シリーズはそれと似た背景を持って書かれてますね。
宇宙全体で活動する種族全ての源流となる「始祖」と呼ばれる失われた種族。
なのに地球人だけは「始祖」と全く無関係に文明を発達させた。
日本が開国して西洋文明化に対抗して行く歴史とも似てて面白い作品です。
SFに理解ある人なら宇宙人と宗教と言ってもあまり違和感無いと思います。
実際、皮膚の色による差異(人種差別)も気にしない風潮でしたから。
そりゃあ外見がトカゲとか昆虫とかの宇宙人と付き合うのが当たり前の世界ですからね〜。
同じ生物に於ける皮膚の色なんて誤差にすらなりません。
Heinleinの『宇宙の戦士』の主人公はフィリピン系の有色人種でした。
でもこれが出た1959年のアメリカを考えると異色と言えますね。
主人公の素性は作品の最後で明らかにされるんですが…
サンライズのアニメでは金髪碧眼の白人になってましたね〜、主人公。
ちゃんと読んでないだろ(笑)。
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