前回は去年の3月ですか。
ほとんど丸々1シーズン放置していたわけですね。
煮詰まるまで熟成していた、といえば聞こえはいいですが、
> はたして、その気になるのはいつの事やら。
その気になるまでこれだけの期間がかかったということで。
> 手元にあった中では、1リットルぐらいかなぁ、小ぶりのペンキ缶。
> こいつがファイヤーケトルにぎりぎりぴったり。
このペンキ缶、父の代から残っていたものですから、40年物か50年物。
一部表面に錆は浮いているけど本体はしっかり。
> こいつにとっかえひっかえいろいろな缶を組み合わせていたところ、100均で
> 買ってきたブリキのバケツ、こいつがいわゆるシンデレラフィット。
> つまり、径に関しては全く細工が不要。これはありがたい。
> ということで、これらを部材にすることで決定。
素材というか、壊すことを目的として百均のものを使うのははじめて。
すぐに壊れたので分解した、というのはあったけど。キッチンタイマーとか。
> あとは、外缶の下部と、内缶の上部下部に燃焼用の空気穴を開ければ完成。
穴あけは、当初は釘で開けてリーマーで広げることを考えていました。
ホールソーなんて立派なものは持っていないし買う気もないし。
リーマーは中学生から大学生のころ、2個ぐらい買った記憶があるけれど、今回
発見できたのは1個だけ。記憶の中の細いほうというか、先端が2〜3ミリで、
最大20ミリくらいの穴に広げられるもの。使うのも20年ぶりか30年ぶりか。
が、結局は使わず。
実際に使ったのは何かというと、#3603で触れた、缶の穴あけ。
自宅にあった、最大で8ミリほどの穴が開けられる三徳缶切りタイプのもの。
余談ですが、実家に1個だけ残っているお使い物に付属の穴あけは、小サイズと
いうか最大で6ミリほどの穴が開けられる。昔、缶ジュース1個ずつに付属して
いたものは私が物心付くかつかないかのころに消えてしまったのであまり覚えて
いないのですが、確か最大で4ミリほどの穴が開けられるミニサイズのものでは
なかったかな。
さて、使った工具では上記の通り、最大で8ミリくらいの穴が開けられます。
これを使って、ペンキ缶の方は、底部側面に十個あまりの穴。底面には穴なし。
上にも書いたように、当初は小さな穴を開けてリーマーで、と思ったのですが、
予想以上に缶が柔らかかったというか工具が鋭かったというか、あまりにも簡単
にさくさくと穴が開いてしまったので、全て缶切りだけで完了。
一方で内筒に使うブリキのバケツ。
こちらは釘で穴を開けようとすると簡単にゆがんでしまいそうなくらい柔らかい
ので、最初から缶切りオンリーのつもりでした。
底部の方は、やはり側面に穴6個、底面には穴なし。
上部の二次燃焼用の穴は、工具の先端だけを使って2ミリくらいのサイズを目標
に約30個。いくつか3ミリくらいの大き目の穴になってしまったところもある
けど、なんか今までの経験では、3ミリでも小さいかもしれない。
ここで工具の側の話をすると、てこの原理で穴を開けるものですから、サイズの
小さいものほど上端に近いところに穴が開けられます。そして今回、できるだけ
上端に近いところに穴を開けたかったので、その点から考えると、今回はちょっ
とだけサイズが大きかったかも。
で、まぁ、柔らかい金属に穴を開けるだけですからね。
> その気になれば、あと30分とかからずに完成しそうだけど。
15分くらいで加工は全て完了。所要時間の大部分は、もっぱらいかにバランス
のよい位置に穴を開けるか、ということに費やされました。
そして、ペンキ缶にブリキバケツをはめ込めば完成。
燃焼実験についてはそのうち行います。
つ〜か、早く火入れしたくてわくわく。
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