私が時々火を焚いていた、自宅から徒歩約10分の川岸。
ここ数ヶ月はその付近を週に2〜3回くらい通るのですが、以前は2〜3ヶ月に
1回程度だったりしました。あるいは、平気で半年程度くらい通らなかったり。
そういうわけで、タイミングというのもあると思うのですが、今までは年に1回
程度、子供が遊んでいるのを見かける程度の場所。もちろん、大人が憩うところ
を見たこともなくはない。
そういう場所ですが、数日前、夜の10時ごろに、初めて私以外のちゃんとした
大人が火を焚いているのを見かけました。やっぱりここ、水辺ですから、なにか
のときの消火ということを考えると、火を焚くのに具合のいい場所なんですね。
それはさておき。
> それから、当初の目的であった、ファイヤーケトルと組み合わせての湯沸しにも
> そろそろ挑戦したい。こちらは、今週末に雨降りのようだから、その際に軒先で
> 行うことになりそうです。
まだ、ファイヤーケトルとの組み合わせは試していません。
ウッドガスストーブ単体で、雨の中、何回か試したのですがね。
以前のものと比べ、燃焼盛期の燃え盛り具合は遜色ないのですが、燃焼終期から
鎮火に至る時期の煙ははるかに多い。
考えられる理由は2つ。
・燃焼盛期に燃料が充分に加熱されていない
・燃焼終期の一次燃焼が不十分
一つ目の理由は、燃焼盛期に燃料がきちんと加熱され、煙(ウッドガス)となる
べき成分が全て煙になってくれていれば、燃焼終期に煙になることはないはず、
ということです。つまり、不完全な炭焼きになっている、と。
なぜ充分に加熱されていないかというと、やはり炉の材質や構造が原因でしょう。
以前の炉は、外筒がガラス製で、さらにその外側から断熱材で覆っていました。
つまり、熱が内部にこもるような構造でした。
一方、現在は、単なる金属製。熱は逃げる一方です。
改善するとしたら、やはり周囲を断熱材で覆うくらいしかないかなぁ。
もう一つの、燃焼終期に一次燃焼が不十分になる理由は、おそらく、一次燃焼用
の底部の吸気穴が灰などで塞がれてしまうことにより発生していると思われます。
これは以前の炉でも発生していたはずですが、でもそれはスプレー缶なんで高さ
は20センチ近くあって、しかも筒状。でも現在の炉は高さが15センチ足らず
で、さらに上部が開く形状のバケツ。つまり、今のものに比べ以前のもののほう
が、わずかとは思いますが煙突効果が強く働いて、少しは吸気性がよかったはず
です。
こちらは、どうやって改善すればいいやら。
底部の穴を増やしたり広げたりすれば改善されますが、でも燃焼盛期も一次燃焼
が強くなってしまい、それでは単なる焚き火台。ネットにはカラトリー用のかご
を使った作例なんかも多数ありますが、ウッドガスストーブとしてはどうしても
違和感がぬぐいきれない。
いろいろと考えて、内筒を二重にするということを思いつきました。
どうするかというと、二重になった内筒のほぼ同じ位置に穴を開ける。
そして、内筒同士は固定しないで軸を中心に回転できるようにするわけですね。
すると、回転にしたがって、一次吸気穴のサイズを制限できる。穴の位置が一致
したときが穴のサイズ最大で、少しまわしてやれば穴の大きさを小さくできる。
これで、燃焼盛期は一次吸気を絞って二次燃焼を促進し、燃焼終期は一次燃焼で
煙を出さずに全てを燃やし尽くし、炭を残さずなるべく全てを灰にする。
ただ、既製品のブリキバケツ、そのまま重ねると上部にある二次燃焼用の穴まで
ブロックしてしまう形になるので、こちらの細工も必要。こちらは、小さい穴を
多数開けてあるので、同じ位置に同じくらいの穴を開けるというのは面倒。今の
ところ、二次燃焼用の吸気を調整したいという希望はないので、いっそのこと、
二重内筒の内側バケツは半分くらいの高さでガッツリと切断してしまうか。いや、
そうすると、回転させるためには燃えている火の中に手を突っ込むことになる。
実際には手ではなくトングか何かだけど。すると、お玉のような感じに柄が伸び
ていないと不便。あるいは、日本古来の手桶のような感じもいいかも。
うん、妄想がはかどるはかどる。
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