> うちの町の市長選挙ならびに市議会議員補欠選挙が4月18日にありました。
> 市長選挙なんて、いつも無風選挙なんですが、今回は微風くらい。
と、思っていたんですがね。私が思っていたよりも大荒れの選挙だったようで、
蓋を開けてみれば予想以上の大激戦。
現職:31873
新人:30188
なんとか現職が逃げ切りましたけどね。
こんなに激戦になるとは現職側も思っていなかったらしい。
開票速報の番組で放映された、開票中の現職事務所の様子とか、当選後の現職の
挨拶の言葉の端々からも、それが伺われました。
一方で、面白かったのが市議補選。
結局、落ちたのは立憲民主党の候補だったんですがね。
自民:20954
共産:16098
無所:13102
立民:11378
う〜ん、どういう切り口で行こうかな。
まず、例の元副市長問題。
4人の候補者のうち、追及すると主張していたのは共産と立民。自民と無所属は
触れようともせず、いわば疑惑隠しに走ったように見えました。現職市長からの
推薦ももらっていましたしね。
でも、結果はこのとおり。
次、今回の自民候補と立民候補は前回市議選で、いずれも無所属で立候補して、
そしていずれも落選していました。そのときの得票数がこちら。
自民前回:1086
立民前回: 532
前回市議選では立民公認候補は1人だけで、その人はトップ当選だったんですよ。
なので、#2809では
> 立憲民主党は1人しか立てなかったのだけど、この票数から考えて、うまく票を
> 割り振れば2人は当選したはず。とはいえ、危ない橋を渡らないという意味で、
なんて書いたんですがね。実は政党の力は大した事はないのかも。
つまり、本人の力量の差がもろに出た結果、ということ。
さて、有効投票総数は、
前回市議選:62303
今回補選 :61532
と、ほぼ同じです。実は今回、投票総数は増えたけど、無効票も増えたのです。
そんな中、共産党の得票数は
前回市議選:10489
今回補選 :16098
となりました。増えた分がおそらく、前回は公明党に投票した、組織票ではない
浮動票の部分で、元副市長問題の批判票の受け皿となったのでしょう。立民候補
にもう少し実力があれば、批判票をもう少し取れたと思うのですがね。
ところで、前回市議選での公明党の得票数は12500票あまり。このうちの半分弱が
共産党に流れたとして、残りの7000票程度がどの程度、他の3候補に按分された
のか、非常に気になるのですが、あいにく手がかりがない。前回と今回の立民の
得票数の差がちょうどそのくらいになるのですが、いくらなんでもそんなことは。
一応、公明党は市長与党のはずで、表向きはこれ以上の追求打ち切りということ
を主張しているのですが、実は支持者は納得していない、ということもあるかも。
とりあえず、元副市長問題の市議会での追及はこれ以上はあまり進まないという
事になりそうです。ま、司直の手にゆだねられた、ということで。
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