先日、実家に行ったときのこと。
話題の一つは、当然、コロナワクチン。
実家でとっている東京新聞の、記事の中までは読んでいませんが、見出しでは、
予約システムが不完全なのに見切り発車、的なことが書いてあったわけですよ。
でも、これ、私の見解としては決して悪いことではなく。
もちろん、早期に完全なシステムができるに越したことはないし、当然、それを
目標にすべきですが、使ってみないと問題点なんてわからないことも多いわけで、
完全なものができるまでリリースを遅らせるのは愚策だと思うわけですよ。特に
このような案件のような場合には。そういう観点から言うと、速やかに改修する
といっている今回の防衛省の動きは、まぁまぁ妥当かな、と思えるわけですよ。
最近ではあまり聞きませんが、民間ではかつて、アジャイルな開発、なんていう
言葉が流行ったこともありましたし。
こういったことからも、拙速を責めるだけの評論家やコメンテーター、マスコミ
は嫌いなんですよ。とはいえ、さらに嫌いなのは、あるときは遅くてもいいから
完全なものを、といいつつ、また別のときには、不完全でもいいから早く、など
とおっしゃる無定見な連中。
もっとも、某スマホアプリのように、数ヶ月も不具合を放置するのは論外。
私の意見はあくまでも、速やかに改善を図る、というのが前提にあります。
ここまでずいぶんと長くなってしまいましたが、母の意見というか着眼点はまた
違っていて。
そもそも、なぜみんなそんなに焦ってワクチンを受けたがるのか、というのです。
そんなに焦らなくても順番は回ってくるのだから、ということで、数百回も電話
をかけ続ける人々のことがどうもピンと来ていない模様。
確かに、アメリカでも人口の3割から4割をワクチンを受けたあたりで接種率が
上がらなくなっているという話もあるので、私にも理解できる考え方ではある。
だけど、逆にいえば人口の3割くらいは焦ってワクチンを打ちたい人たちなわけ
ですよ。そして、3割というのは決して例外的な数ではありません。むしろ最大
派閥かも。
まぁ、理解できるからといって、同意できるかどうかというのはまた別問題です
のでねぇ。そういうご意見もある、と承っておきましょうか。
|