さっそくのお応答ありがとうございました。
「ビネガー対処の液晶部の剥がし」については、最終的に組み立て時にガラスを割ってし
まいましたが、一応、作業経験しています。
当時、今後のためにと撮影した写真が古いHDDのどこかにあるはずですがIDEのHD
Dなのですぐにとりだすことができない環境です。
かと言って「動画はしんどいので文章で」説明しますと……。
ガラスを割らないように気をつける(上下からの圧力かけすぎに注意する)のがポイント
です。
液晶部品の下にタオルを敷いて作業しました。
タオルは「折って二重にする程度」が良さそうで、厚くすると返ってガラスをたわませ過
ぎます。
液晶パネルのガラス面と偏光シートの境界線は光にかざしたり反射させたりすると、ライ
ンを見つけることができますので、4隅(カド)のうちで自分で作業しやすそうな角を見
つけて、そこに3センチほど刃を送り出したオルファカッターを当てて、ガラス面と偏光
シートの境界線の段差に滑り込ませるようにします。
刃で切り取ろうとしてはいけません、ジワジワ隙間に滑り込ませる感じの作業です。
角から2センチ弱程度剥がせたら、指でつまんでメリメリと剥がしていくことができます。
ビネガー化していると、この作業で、少し酸っぱい臭いがします。
剥がし終わったガラス面には「パリパリした物(たぶん接着剤)」が残っていますので、
これを剥がす作業に移ります。
ここでも私はカッタを使ってできるだけ刃を寝かせるようにして1センチ程度の巾で「パリ
パリ・ゾリゾリ・ジョリジョリ」という感じで削っていきました。
ガラス面の傷が心配でしたが、私の作業の経験では「いっぺんにきれいにしようとせず、と
にかく取れる部分を水平にした刃で削る」という感じで作業すると、机に貼ったシールを剥
がした程度にはきれいに削り取ることができました。
残りの「パリパリ」は時間をかけて「爪でカリカリ」を繰り返して取っていきました。
途中でアルコールで拭いてみたりしましたが、それで溶かして拭き取れるようなしろもので
はありませんでしたので、「爪でカリカリして取る」のが、返って効率的では無いかと思え
ます。
自分で納得できる程度に「カリカリ作業」が終わったら、最後にアルコールでふき取ると、
それまでに作業で付いた指紋などを拭き取れます。
後は、手に入れた偏光シートを(剥がした偏光シートの大きさに)切り取って、重ねること
になります。
偏光シートの向きはビネガー化したシートを剥がした時点で重ねてみて、どの角度が正しい
のかを確認しておく必要があります。
私は「糊付きの偏光シート」を使いませんでしたが、たぶんその方が良かったと思います。
再貼り付けで失敗したり、気泡が入ったりしたら、修正が難しいのでは無いかと思います。
重ねてズレ落ちるのを防ぐなら、箸の2カ所程度をテープで止める程度で対処可能と思いま
す。
「フラットケーブルを外した際の戻しにも難儀」について……。
私の経験では、差込の時にピンセットを使うのは必須と思います。ピンセットにも色々ありま
して、「和紙貼り絵」に使う先が、少しだけ扁平になっているピンセットを使うと、「あの隙
間に差し込む作業」の成功率が高まります。(切手用のピンセットだと、少し幅広すぎと思い
ます。)
差込に成功したら、ピンセットよりは、自分のツメで「止部品を押し込む」方が成功率が高い
と思います。
あとは液晶面のパネルを貼り合わせる時に、フラットケーブルについているフェライトコアが
きちんと指定の場所に収まっていないと閉じることができません、
貼り合わせるために、あちこちパチパチはめていると、コアが動いてしまうことがありますが、
この時にもピンセットで隙間からコアを挟んで動かすと収まってくれます。
液晶面の作業で「バネの戻し」という壁に出会ったことがないので、本体側の作業で出会うん
でしょうね……。
本体をいじる事態が生じないことを祈るのみです……。
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