> ところが、この蔓の長さからは考えられないくらいの豊作。
実は最近、サツマイモの需要が激減しておりまして。
幸い、牛乳と違い、廃棄せざるをえないほどの供給、というわけではありません
から助かっている、というか、そんなにたくさん収穫できてたまるか。
もともと、私、サツマイモは芋ごはんで消費するのがほとんど。
ふかし芋って、食べるのは好きなんですが、なぜか作るほうは気が乗らない。
こういったところに持ってきて、ここ最近、ご飯を炊く回数が激減しています。
外食の回数が増えている、というわけではありません。
閉店間際のスーパーで、おいしいものが安く手に入るため、ご飯を炊かずにすむ
ようになってきているのです。
現状、古米状態というか、米も麦も2年落ちとか3年落ちのものが在庫僅少。
米はともかく、麦まで余っている現状はいかんともしがたい。
なので、例年の収穫物と同じく、実家に年貢として収めようとしたのですがね。
実家の母親に、受け入れを制限されてしまったのですよ。
うちの母は、煮物とかを作るのは得意なんです。
が、寄る年波には勝てない、というか、洗ったり切ったりするのが億劫になった、
とのこと。だから、最近は出来合いの冷凍食品とかが多くなっているのだそうで。
とりあえず、6個の収穫物のうち、4個はなんとか引き取ってもらうことに成功
しました。残り2個は、私が自宅へ持ち帰り。もし、私の自宅のほうが先に消費
したのに実家のほうに残っていたら、そのときには実家から自宅へ供給する、と
いうことでなんとか話をつけました。
ただ、このような需給状況にある中で、問題は来年以降の生産。
現在、冬越し実験中なのは、土に活けてあるのが2株と、水栽培中の蔓が3本。
これが全部、冬越し成功だと、来年が生産過剰になるのは目に見えている。
今までは趣味と実益を兼ねたものだったわけですが、実益部分が著しく減退する
わけで、これでは単に趣味の家庭菜園。
とりあえず、水栽培のほうは、自宅が無人になるときに保温箱に保管することは
やめることとしました。これで朝は結構寒くなりますが、それでも屋内ですから
凍るほど冷え込むことはないはずなので、冬越し成功してしまうかなぁ。
一方で、株のほうは、趣味の暴走というか、もしかしたら冬越し成功確率が上昇
する実験にチャレンジ。いや、たいしたことをするわけではありません。
> この際、長い蔓をそのまま戻すのではなく、蔓の大半は土の中に埋まるような形
> で埋め戻しました。なので、1号株では、土の表面から上に出ているのはわずか
> 10センチ弱、葉っぱ1枚分だけ。2号株のほうは30センチくらい出ています
1号株は、屋内というか、玄関の中に収容しました。2号株のほうも、屋外では
ありますが、農具なんかがごちゃごちゃ置いてある、風の当たりにくい、軒下の
奥まった一角に移動。そしてさらに、両方の株に、2リットルのペットボトルを
肩の部分で切ったものをかぶせました。断熱効果は期待できませんが、風よけと
しての効果が少しはあるかも、といった程度のものです。
さぁ、これでどうなるか。
来年はサツマイモが過剰生産になって、需要を開拓する羽目になるのか。
芋苗の冒険はまだまだこれからだ!
#としき先生の次回作にご期待ください。
##いや、打ち切りじゃないから
|